第1章 僕と文月学園。
十二時間目 とある誰かのせいで......!
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小声で明久を呼ぶ。
(これでもし負けたら異端審問会に嘘言って雄二を処刑しようか)
(good アイディア。そうしようか)
「霜原、いるか?」
「.....何?」
雄二が霜原さんに話しかける。
「一騎打ちに出て欲しい」
「.....やだ」
「アイス1本」
「......だめ」
「アイス3本」
「.....もう一声」
「アイス5本」
「.....わかった」
霜原さん買収成功。
確かに霜原さんの数学の点数はすごい。
「姫路、行けるか?」
「あ、はいっ大丈夫です」
これで2人。あと3人はどうするんだろう。
向こうは全員優秀。
こっちは少数精鋭。
さてどうするんだろうか。
「俺が行くぞ、坂本」
志願してくれたのは、須川くん。
我らが異端審問会会長だ。
「じゃあ俺も行こう」
次に志願してくれたのは前崎くん。
ダークな趣味を持っている、異端審問会副会長だ。
「じゃ、俺は先方で行こう」
これは若松くん、かな?
いつもテニスのため学校に来れてないけど、今日はこれたらしい。
...出席日数大丈夫なのかな?
「じゃあ、お前ら頼んだぞ」
雄二の声。
「こっちは決まったぞ」
「.....わかった」
その後、霧島さんがメンバーを選ぶ。
「........決まった」
数十秒会議を開いて霧島さんが言う。
「では、延長戦ですね。先方、よろしくお願いします」
「Aクラス江口です。よろしくお願いします」
おっとりとした口調でAクラスの江口さんが言う。
こっちも若松くんが前に出る。
「Fクラス若松です。一騎打ちの前に、伝えたいことがあります」
ん?どうしたんだろう?
「霜原さん!もし、僕が勝ったら、つ、付き合ってください!」
『異端者発見!』
「.....やだ」
「まぁ、まて、みんな。処刑はあいつが負けてからにしよう」
『サーイエスサー』
振られた若松くんは目の端にキラっとしたものを浮かべて行った。
「教科はどうしますか?」
「英語でお願いします」
またもおっとりとした口調で言う江口さん。
「「《サモン》」」
二人がほぼ同時に、召喚する。
『Aクラス 江口 景子 vs 若松 直道
英語 412点 vs 31点 』
オワタ
若松くんが瞬殺されて戻ってくると同時に異端審問会が若松くんをどこかに連れて行った。
若松くんが星になったあと、須川くん、前崎くんが挑んだけど、速攻で潰され、0勝3敗。
「では0勝3敗でAクラスの勝利です」
ええ。わかってますよ。わかってます。
そして敗因も。
「「お前のせいじゃぁぁぁぁ!」」
明久とふたりで雄二を責める。
「アキ、織斑落ち着きなさい!特にアキ、あんただったら30点も取れないでしょうが!」
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