魔法先生ネギま!
0409話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
調との戦闘から数時間。現在俺の姿はリュボースが用意してくれたホテルの中にあった。当然、俺以外にあやか達5人の姿もある。そして……
「……私がフェイト様の不利になるような情報を話すと思いますか?」
両手両足を俺の影によって縛られた調の姿も同様にだ。
「それで、アクセル君。この人を捕まえたのはいいのですが、どうするんですか?」
あやかの言葉に、思わず考え込む。
フェイトに対する人質? あの無表情さを考えると人質が役に立つかどうかは微妙だろう。情報を引き出すのならネギと合流して宮崎のアーティファクトを使うか? あるいはいっそこのまま殺してフェイト達の戦力を……駄目だな。他にも仲間がいるというのは確定しているんだ。フェイトだけなら殺してしまってもスルーしそうな気もするんだが、仲間がいる以上はそっちの恨みが俺達に向けられる可能性が高い。……いや、このまま捕らえていても助けに来るという意味では同じか。最低限、焔という仲間がいる事は判明しているのだから。
そうなると、やっぱりベストの選択肢はネギ達に引き渡して宮崎のアーティファクトを使って貰う事だろう。そうすれば焔とかいうこいつの仲間もネギの方に向くだろうし。
「茶々丸、こいつからパクティオーカードを取り上げてくれ」
近くにいる茶々丸へと声を掛ける。
別に茶々丸である必要はなかったのだが、近くにいたからついでとばかりに頼ませて貰う。
「では、失礼します」
「ちょっと、止めて下さい! そんな所にカードは……どこを触ってるんですか!」
そんな、ちょっと微妙なやり取りをしつつも茶々丸は無事にパクティオーカードを調から取り上げる事に成功する。
「で、アクセル君。その人のカードを取り上げてどうするの?」
美砂の声に、調のパクティオーカードを確認しながら口を開く。
「こいつ自身には植物を操る能力というのもあるが、それよりもアーティファクトであるバイオリンの方がかなり危険だからな。音波を使って標的を破壊するという代物だから、ネギパーティの面々でもネギや長瀬、桜咲のような一部の者以外だとちょっと対応は難しいだろう。だが、アーティファクトというのは、パクティオーカードが無ければ召喚は不可能な訳だ」
「まぁ、確かに」
俺の言葉に頷くあやか達。
自分達もアーティファクトを最大限に利用しているのだからその重要性については理解しているのだろう。
「つまり、このパクティオーカードを……」
喋りながら空間倉庫の中へと収納。
「ちょっ、アクセル・アルマー! 貴方私のカードをどこに……」
「俺が保存しておけば、こいつはアーティファクトを使う事が出来なくなる訳だ」
調の抗議の声を無視して影でその目と耳を覆ってこちらの情報をこ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ