魔法先生ネギま!
0409話
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しても大河内達を解放してからになるんだろうが。
「……で、結局この人はどうするの? ネギ君達に連絡が取れないとなるとここに置いておくしかないんだけど……フェイト達が取り戻しに来るんじゃないかな?」
「確かにその可能性はあるな。ここを戦場にする訳にもいかないのも事実だ。俺達の正体がバレてしまったらリュボースに迷惑を掛ける事になるし、どうしたものか。……かと言って折角捕まえた捕虜を情報も何も引き出さないでそのまま解放するというのも……誰だ?」
円の言葉に悩んでいる時、ふと気配を感じてドアの方へと視線を向けて尋ねる。
一瞬フェイトの手の者かとも思ったのだが、覚えのある気配である事に気が付く。
そしてその人物が姿を現し……
「あら、長瀬さん」
あやかがその人物を見て口を開く。
「やれやれ。こうもあっさりと見破られるようでは拙者もまだまだでござるな」
「こんなに近くまで接近しておいて良く言うよ。で、用件は?」
「うむ。ラカン殿が何やら見せたい物があるとの事で、どうせならアクセル坊主達も連れてこいと仰ったのでな。その出迎えでござるよ」
「見せたい物? いや、まぁ俺達もネギに連絡を取りたかったから有り難いと言えば有り難いんだが」
「それはひょっとしてそこの御仁でござるかな?」
長瀬が影によって縛られている調へと視線を向ける。
「ああ。長谷川達が襲われたのは聞いてるだろう? その時に捕らえた奴だ。ただ、捕らえたのはいいんだが……こっちには宮崎のようなアーティファクト持ちがいないんでな。そっちにどうやって連絡を取ろうか迷っていた所だ」
「……」
俺の言葉に、難しい顔をする長瀬。……いや、難しい顔というよりはどこか気まずそうな顔といった方がいいだろう。
調以外の皆が見守る中、やがて長瀬が口を開く。
「その、でござるな。実はフェイトに襲われた時のやり取りでのどか殿がフェイトにいどのえにっきを使う事に成功してござってな……大体向こうの目的とかは分かっているでござるよ」
……なるほど。確かに敵の幹部級と思われるフェイトの心を読んでいるのならそれ以上の情報は無いだろうが……
「一応、聞いておくがフェイトの仲間に焔という人物がいるというのは?」
「む? それは初耳でござるな。フェイトから情報は引き出せたのでござるが、全てを引き出せた訳ではないのでござるよ」
「それならこいつにも使い道はあるだろう。フェイトの部下がどういう能力を持っているのかを調べるとかな」
「……ふむ、そうでござるな。ならとにかくまずはネギ坊主達の所へ。詳しい話はそっちでして欲しいでござる」
長瀬の声に頷き、一応リュボースに対して出掛ける旨の書き込みを残して出発の準備を完了する。
「長瀬、調を落とさない
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