第135話 信じている
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鳥のさえずりさえも聞こえない静かな森の中を私とショールは走り続けていた。
ショ「『ブラックテンプラネット』・・怪物召喚・・・『ブラックテンプラネット』・・怪物召喚・・・」
ショールが走りながら何かをぶつぶつ呟いているのが聞こえる。私は一度止まり、
エ「ショール、さっきから何を呟いているんだ?」
ショ「・・・いや、『ブラックテンプラネット』の封印を解く方法は、怪物召喚と、もう1つ、何か必要だったような気がして・・・」
エ「何ッ!?それは本当なんだなっ!?」
ショ「あぁ。でもそれが何だったのか思い出せなくて・・・」
ショールは額に手を置いて考える。その時、
ティ「流石だな。元有名マジシャンであり、妖精の尻尾では数少ない頭脳派魔道士のショール・ミリオン。」
エ&ショ「!」
上を見上げると、木の枝に座っているティオがいた。
ティ「お前の頭の良さは褒めてやる。」
ショ「裏切り者に褒められても全然嬉しくないね。」
ティオは飛び降りて私達の目の前に着地した。
ティ「後もう少しでこの世界は生まれ変わる。」
エ「それを私達が全力で阻止する。」
ショ「お前等の好き勝手にはさせないっ!ギアチェンジ!モード風!!」
私は飛翔の鎧に換装し、ショールは緑色の光に包まれる。
エ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ショ「風天刃!!」
私は双剣で攻撃を仕掛け、ショールは風を纏った手足で攻撃するが、ティオは全てかわす。
ティ「どっちもスピードを上げる鎧と魔法だが、まだまだ遅いぜっ!砂漠鞭!!」
エ「うぁっ!」
ショ「イギィッ!」
ティオは右手を砂に変え、鞭のように私とショールの背中を叩きつける。
ショ「くっそ!風光砲!!」
ショールは両手をティオに突きつけ、風を纏った緑色の光線を放つ。が、ショールの攻撃はティオに当たらなかった。いや、当たったんだ。だが、突き抜けたんだ・・・
エ&ショ「えっ?」
ティ「残念でしたぁ〜☆俺の体は砂で出来ているんだぜ。」
ジュビアと似たような体質とゆう事か。厄介な相手だ。
ショ「砂なら・・・!ギアチェンジ!モード水!!」
ショールの体は緑色の光から青色の光に包まれる。
ショ「水力拳!!」
水を纏った拳で殴り掛かるが、これもティオの体は突き抜けた。ティオは怪しげに笑うと、体全身を砂に変えた。
ティ「砂に飲み込まれるろっ!おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
私は黒羽の鎧に換装し、剣で砂に姿を変えたティオを抑えつける。
エ「くっ・・・!」
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