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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
番外編021話 新型機の行方
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最大の特徴になるというのはその場にいる全員が理解していたからだ。

「となると、ヒュドラの残り2つは取りあえず保留と。……まぁ、意外とアクセル隊長が転移された世界から何か新しい概念の技術を手に入れてくる可能性もあるからな。それに期待するというのもありだろう」

 その言葉に、その場にいた全員が目を輝かせて頷く。
 この場にいる者で、アクセルが転移した時からその生存を疑った者はいなかった。それ程にアクセルに対する信頼は厚い物があるし、なによりその馬鹿げた能力を今まで幾度となく見てきているのだから。
 そしてその予想はマーカーの反応が返ってきた事により確定的になる。
 正直、マーカーの反応が返ってきた時の技術班の反応は『生きてた!』というものではなく『あ、やっぱり』というものだったのだ。

「弾幕を張れるような武器も欲しいな。グロウセイヴァーみたいに頭部にバルカンポッドを付けるか?」
「弾切れになった時すぐに給弾出来るのはいいけど、所詮バルカンだと威力や射程に問題がなぁ」
「出来れば拡散ビーム砲とかがあればいいんだろうけど、その辺はどうだ?」
「恐らく動力炉はグロウセイヴァーのものよりも高性能で小型化したプラズマジェネレーターと時流エンジンを組み合わせた物になる筈だからエネルギー不足の心配はしなくてもいいと思うが……だが、拡散ビーム砲を装備するとしてどこにだ?」
「手持ちは駄目なのか? あるいはヒュドラの空きに拡散ビームを放てるビームライフルを備え付けるとか」
「……胸部辺りに内蔵するというのはどうだ?」

 ポツリと呟かれたその意見に、周囲にいた者達が感心したように頷く。

「けど、そうなると機体が大きくなりすぎないか? 一応目安としては20mを越えない程度なんだろう?」
「その辺はレモン様に要相談って所か」
「アギュイエウスも内蔵するんだよな?」
「それこそ、俺達じゃなくてレモン様の担当だろう」
「後は何か意見がないか?」
「T-LINKフレーム採用機という事は、当然念動フィールドの展開は出来るんだよな?」
「それは問題無いだろう。あのレモン様がアクセル隊長の搭乗する機体に念動フィールドを展開する機能を付けないと思うか?」
「……確かに」
「そう言えばファントムで今までのようにレーザーだけじゃなくてビームも反射するようにするっていうのはどうなってる?」
「その辺もアギュイエウス同様にレモン様へ頼るしかないな。俺達ではまだちょっと手が出せない領域だ」

 こうして、技術班の面々によりアクセルの機体は驚異的な性能を持つ代わりにアクセル以外ではまともに動かす事も出来無い本当のオンリーワンの機体として着々と設計されていくのだった。
 そしてこれらのアイディアを上げられたレモンやマリューも研究意欲を刺激されて
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