暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
番外編021話 新型機の行方
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。それとこのヒュドラ最大の特徴が内側に武器を装備出来る事だ。つまり、新機体では手で射撃武器を持つ必要が無いって事だな」
「武器? 例えば?」
「あー、そうだな。一応今の段階ではグロウセイヴァーの最大火力であるランツェ・カノーネを想定しているが」

 そこまで話を聞いていたところで、ふと一人の男が気が付く。

「もしかして、このヒュドラってのは複数を機体へ装備するのを前提にしているのか?」

 その質問に、ヒュドラの開発者がニヤリとした笑みを浮かべる。

「よく気が付いたな。俺としてはアクセル隊長の機体には6枚のヒュドラを取り付けたいと思っている。左右の肩にそれぞれ前、横、後ろの3枚ずつだな」

 もしこの場にアクセルがいたらこう叫んだだろう。『クシャトリヤかよ!』と。
 もっとも、そのクシャトリヤでさえバインダーは4枚なのだが。

「ふむ、なら俺が開発していたこれも使えそうだな」

 その話を聞いていた別の男がコンピュータを操作する。同時にその場にいた面々のコンピュータへと送られたのは2つの射撃武器だった。データを送られた技術班の面々はその武器の名称へ注目する。

「念動収束式レーザーキャノンと念動収束式ビームキャノン?」
「ああ。元々はハガネやヒリュウ改に乗っていたR-3が使っていた武器の情報が残っていたから、それを元により高性能化させた代物だ」
「あぁ、あの隊長が無意識に口説いたとか言う……」
「違う! ……いや、それで合ってはいるが。そうじゃなくて、あのR-3って機体は念動力を使って射撃武器の軌道を自由に変えていただろう? それが使えると思ってな」
「けど、なんでレーザーとビームの2つを?」
「ビームを防ぐバリアを持っていても、レーザーは通るからな」
「……そういえばビームを吸収する性能を持った機体がインスペクターにあったが、ああいう敵には有効かもな」
「取りあえず現在のヒュドラに装備する武器はランツェ・カノーネが2門に、念動収束式レーザーキャノンと念動収束式ビームキャノンが1問ずつの合計4つとして……残る2つはどうする?」
「うーん、無難な所だとハルバート・ランチャーとビームガトリング砲とかか?」
「いや、折角の新型機なんだからどうせなら俺達の新技術とかを使った武器を組み込みたいが……何かこれと言ったお薦めがある奴はいるか?」

 男のその質問に、皆が揃って我も我もと手を上げてくる。

「あー、多すぎる。技術班の総力を結集して設計する機体だというのを前提に、念動収束式の武器やヒュドラに匹敵するような奴を開発出来た者だけ立候補するように」

 さすがにそう言われてしまうとそれ程のパーツや武器を開発した者はいないのか静まり返る。たった今見せられたこのヒュドラこそがアクセルの新型機における
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ