魔法先生ネギま!
番外編021話 新型機の行方
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て融合させた物だ。アクセル隊長の念動力に反応してこれまでのテスラ・ドライブ単機のものよりも相乗効果で高い推進力を生み出せる。ただし、見ての通りT-LINKシステムを使ってるから念動力のある隊長にしか動かせないだろう。その代わりと言ってはなんだが、計算上では最低でもグロウセイヴァーの3倍。アクセル隊長の念動力によっては7倍程度の機動力と運動性を機体に与える事が出来る筈だ」
男の説明に、興奮の声を上げる周囲の技術班メンバー達。
アクセルの基本戦術は遠距離からの射撃戦にしろ、アダマン・ハルパーを使った近接戦闘にしろ、高い機動力や運動性を活かした戦い方がメインになる。男が披露した推進装置がその言葉通りの性能を発揮するのならそれだけでグロウセイヴァーよりも圧倒的な性能をもたらすということが理解出来たからだ。
その興奮のままに、また別の男が口を開く。
「俺はグロウセイヴァーにも装備されていたグレイプニルの糸を小型軽量化する事に成功した。同時に、起動するのに必要な念動力も今までより小さくて済む筈だ。計算上ではグロウセイヴァーのグレイプニルの糸を使うのに必要な念動力で6つのグレイプニルの糸を同時使用出来る」
「なら次は俺だな。俺は隊長が使っていたブリッツにちょっと注目した」
「ブリッツに? ミラージュコロイドか? 確かに隊長の希望としてミラージュコロイドとASRSを同時使用出来るようにしてくれってのがあったがその辺は俺が担当してるぞ。ASRSとミラージュコロイドを噴出する装置の統合は完了している」
自分が担当している部分にちょっかいを出されては堪らないとばかりに男が告げるが、ブリッツに注目していると発言した男は首を左右に振る。
「いや、違う。俺が注目したのはトリケロスだ」
「トリケロス? あれは使い勝手が悪いって意見で一致した筈だろう?」
「ああ。武器を全て纏めるという意味では失敗作……とまでは言わないが、確かに使い勝手が悪い。だが、複数の機能を1つに纏めるというコンセプト自体はかなり面白いと思ってな。……見てくれ」
男がその場にいる全員のコンピュータへと送ったのは複数のスラスターを纏めた物に流線型の装甲を付けたようなパーツだった。
「これは多機能統一型兵装バインダー、開発コードはちょっと数が合わないが取りあえずヒュドラと付けた。このヒュドラには多機能統一型の名前に負けないように多数の機能を統合してある。内部には4機のスラスターとランツェ・カノーネに組み込まれている機能を限定された代わりに小型化されたテスラ・ドライブを内蔵している。これらはフレキシブル・スラスターとして使用が可能だ。他にもヒュドラ内部にはファントムも数機格納出来るようになっている。装甲表面の先端にはビームサーベルとビームライフルとして使えるものが3門
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