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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第160話】
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らせながら進むそれを見た一夏は――。
「クッ……雪羅が間に合わねぇ!?」
「クローモードに可変させたのが悪かったな!その一瞬、見逃すわけ無いだろ!!」
可変の間に合わない雪羅にまた憤りを感じる一夏は、回避しようと動くのだが時既に遅く、一瞬の判断が遅れた一夏の白式の肩部装甲に光の矢が刺さり、破損させた。
そして直ぐ様第二射を斉射――複数の粒子の矢が螺旋を描き、まるでドリルの様に突き進んでいく――。
「次は防ぐ!雪羅!シールドモードに切り替えッ!」
言うや、直ぐ様可変し、そこから零落白夜の盾である霞衣が雪羅を覆うように纏われた。
突き進んでいく粒子の矢のエネルギーがそのエネルギー膜によって相殺されていく。
「どうだ、俺にはエネルギー粒子系の武器は効かねぇぜ」
まるで勝ち誇ったかの様に言う一夏は、これで勝ったと言わんばかりに見上げてくるが――相殺されるのは既に【想定済み】だ。
無効化されていく粒子の矢から、複数の実体矢の姿が露になる。
一夏もそれに気付き、表情が一変するのだが気づいた時には遅く、その矢が大幅にシールドエネルギーを削っていた。
「グゥッ!?……こ、こんな方法使ってくるなんて……」
「……お前、零落白夜に頼りすぎ。そのエネルギーシールド対策何て誰でも真っ先に考えるだろ?それともさ、俺はそんな事すら考えないごり押しだと思ってたのか?」
「クッ……!」
言わないが、一夏は攻撃しないときも雪片に零落白夜を纏わせている為、恐ろしい速度でシールドエネルギーが減少していた。
こいつも基本、単一仕様に頼る戦法が目立つからな……。
状況に応じて切り替えるなりすれば継戦能力もあがる筈なのに、本人が何も考えずに場当たり的に戦ってるのが丸分かりなのも致命的だろう。
言って指摘するのは本当に気づかない奴に対してだけで、大体は言わずに気づかないと意味が無いのだが……。
また雪羅をブレードモードに切り替え、一夏は瞬時加速で迫ってくる。
これも、エネルギーの無駄遣いだろう。
両方とも零落白夜のエネルギーを纏って燃費が最悪なのに加え、更に一夏は瞬時加速を多用する上、その瞬時加速自体が新たに【二段階瞬時加速(ダブル・イグニッション)】だからか加速するように燃費が最悪化していた。
加速力は凄まじいが、正直俺よりも燃費が悪いのは役に立つかと言われれば無理だなとしか言い様がなかった。
「うぉぉぉおおおっ!」
「疾風!」
一夏の叫びと共に、俺は疾風の名を叫ぶ。
光が放ち、分離されると両手に疾風の刃が握られていた。
迫る一夏に向けて左手に構えた疾風の刃を
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