14数年後、北欧。統合政府軍事基地
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助けてくれたシャルとは連絡を取り合っていた。そして、頑張ってお父さんの許可を取って、こちらに来た。1年間、一緒に過ごしてシャル達のレベルの高さには驚いた。でも、シャルが手とり足とりで教えてくれた御蔭でだいぶ私にも理解できた。そして、シャルお手製のシュミクラムを貰えた。お母さんにはその試作機を渡したみたいで、喜んでいた。代わりにドックタグを貰ったみたいだけど。
『こちら、AP。フラン、大丈夫ですか?』
「ん。こちら、フランツィスカ・グットマン。システムオールグリーン。問題無い」
この機体のスペックはかなり高いらしい。不思議なシステムも搭載しているそうだ。
『それでは、メイ少尉が前衛。フラン軍曹が後衛でお願いします。おそらく、大丈夫だとは思いますが、シールドを構えて行ってくださいね』
「「了解」」
『こちら、レイン少尉。バックドアの解析を終了。転送可能ですが、敵領域のようです。人質が居るかはわかりませんが……今回はお二人にお任せします』
「大丈夫。気にしない。メイ少尉はどうする?」
「バックドアの先が一般施設とは思えないですよ。レインさん、あちらの構造体は丈夫ですか?」
『丈夫……ですね。一応』
何をする気なの?
「分かりました。AP、メイ少尉とフラン軍曹で突入するけど、目的は敵基地の破壊でいいんだよね?」
『構いませんよ』
「じゃあ、フラン少尉は私が入った後、1分後に入ってきて」
「了解」
シールドを構えたメイさんが、突入準備を開始しました。
「サイサリス、これより突入します!」
バックドアから移動していったメイさんのサイサリス。それから、少しして悲鳴が聞こえてきました。
『メイさん、やりすぎです! 構造体が崩壊しますよ!』
『後何分?』
『えっと、41分です』
『なら、大丈夫。フラン軍曹、来て』
「はい。フランツィスカ、出ます!」
【移動】
『ああ、もう!』
私も移動すると、そこには巨大なクレーターが出来ていました。とても、シュミクラム1体がしでかした現状だとは思えません。そこでまともに立っているのは、バズーカを構えたメイさんのサイサリスだけです。
「来ましたね。こちら、メイ少尉。これより、フラン軍曹とバックアップにレイン少尉とコードネーム・ソロモンで活動開始。残り39分以内にコアまで到達してデータを引き抜いて戻ります」
『了解。好きにしてください。ただし、生きて帰ってくださいよ』
「「了解」」
私は前を行くサイサリスの後をついて、移動します。敵は大混乱に陥っていて、簡単に通れます。
『前方に混乱した敵部隊。まもな
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