拠点フェイズ 3
拠点フェイズ 劉備 (桃色) 「我愛?」
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の顔の方向に回りこんで……軽くキスをする。
「あっ……」
「君は……俺のガキくさい夢を叶えてくれた人。俺の……俺だけの愛する人――我愛?」
「……嘘」
劉備の眼が大きく開かれ――その瞳に涙があふれた。
「嘘、だよ……ご主人様、酔ってるもん……そんなの……ずるいよ……」
「俺は……酔っているかもしれない……たぶん、夜が明ければ憶えてない……でも、今の気持ちは……偽りない俺の心だよ」
「……ほんと? 本当に……?」
「俺の……一刀じゃない、俺だけの愛する人……だめ、かな? 俺の気持ちは……受け取ってもらえない、かな……?」
「ずるいよ……ご主人様。そんな言い方、ずるいよ……」
劉備の伏せた眼から、止めどなく流れる涙。
それは、悲しみか、喜びか……本人も、わからない。
「……抱くよ?」
「……はい」
盾二の唇が、劉備の首をつたい、胸をつたい、その先端をつたう。
「んぅ……ふっ……ふぅ……」
盾二の顔が動くたび、それを抱えるように抱きしめる劉備の身体が、ビクンッと跳ねる。
その頬は紅潮し……その眼は潤んだまま、愛しい人を見ている。
先端を舌が這い、その双房が大きな手で上下左右に動く。
「あっはぁ……んっく……ふぁん!」
その仕草に、盾二の頭を両腕で囲むように抱きしめる。
額にはうっすらと汗が滲んだ。
「……痛い?」
盾二の声。
優しげな……愛おしい声に、劉備は返事代わりにその額にキスをする。
そのまま、盾二の手は徐々に下半身へとつたい……
くちゅ。
「ふぁっ! そ、そこは……」
触れた場所の刺激に、劉備の身体が跳ね上がる。
それでも盾二は、その手を……指を止めない。
「あふっ……あう、ふぁ……あっく……くぅん……はあっ……ああああっ!」
びくっ、びくっと震える自分の身体。
それを押さえつけるように、目の前にある盾二の頭を抱え込む劉備。
すでにその眼は、とろけきっており――その口からは、快感のあまりに漏れた涎が、つぅっと垂れる。
「……あ、お水だ」
盾二はその雫を、自分の口で啜りながら――劉備の口まで吸い取り、その口内を舐め上げる。
その舌業ともいうべき快感の刺激に――
「んむっ! ふむぅ! ふぅんんんんんっ!」
高められていた、劉備の全身の快楽神経が極限に達した。
その、刺激に身体の四肢は痙攣を起こし、息もできないほどに肺が酸素を求める。
「あっく……あっく……はっ……あふっ……あ……」
「……いっちゃった?」
「い、く……?」
劉備は、快楽で今にも意識が飛んでしまいそうな中で、盾二の言葉を反芻する。
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