第二話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を二人に報告することにした。
「あ〜・・・もしも〜し。武双だけど、報告会いい?」
『リズだ。問題ないぞ。もうこのまま報告会が始める前に寝るつもりだったし』
「寝るな。報告会の後にしろ」
『私もいいよ〜。ふぁ・・・』
「そんな欠伸をしながら言われても問題ないとは思えないんだが」
二人とも、寝るき満々だった。
「じゃあ、眠そうな人もいることだし手短に済ませようか。槍のほうはどうですか?」
『ブリューナク、五つ合成して残り五個。合成に問題はなし』
『ゲイ・ボルグ、五つ合成して残り五個。合成の途中で盗もうとした集団はいたけど、もう壊滅したから問題なし!』
一人十分な問題が発生していたが、そのまま滅ぼされたようだ。
その集団は運がなかったとしか言いようがない。
「ロンギヌス、十個合成して残り十個。合成に問題はない」
『じゃあもういい?どこも問題は発生してないんだし、終わりでも』
『だね〜。もう寝たいし・・・』
「ゴメン、合成とは別で問題がある」
一応、あの子のことは報告しておいたほうがいいだろう。
『なに?手短に済ませてよ』
「じゃあ、最後によった協会付近で空から降ってきたと思われる傷だらけの少女を発見。保護した」
『状態は?』
リズ姉の声が一気に真剣なものとなる。
眠そうだった声など、元からなかったかのように。
「治癒の術をかけたから傷は全部治ってるけど、全然起きる気配はない」
『その子、年はどれくらいなの?』
「多分、俺か立夏と同い年くらい」
『そっか、私達と・・・服はちゃんと着てたの?』
「着てたよ。ボロボロではあったけど」
『じゃあ、奴隷とかじゃないよね・・・他に気になることは?』
あとは・・・あれかな。
「呪力の量が多い。八人全員のを合わせても、まだ足りないくらいに」
『・・・・・・』
『・・・・・・』
二人が驚いて固まった。表情が見れたなら、さぞ面白いだろう。
『そうか・・・まあ、念のために保護しておけ』
『だね。親とかの手がかりがあったら探してあげてもいいし、もしそうじゃなくても』
「家で引き取れるだろうな。間違いなく、あの二人の御眼鏡にはかなうよ」
魔術、容姿、どちらをとっても文句は出ないだろう。
「俺のほうであったことは以上だ。二人のほうでは?」
『特に何もない。本当に問題なく行動できているよ』
『私のほうは無法者が多いみたいだけど、所詮はただの人間だからね〜。問題ないよ』
一人、すごく心配なのだが・・・まあ何かあったら連絡が来るだろう。
「じゃあ、これで終わりとします。お休み」
『ああ、お休み』
『お休みなさ〜い。ふみゅう・・・』
こうして、その日は終わった。
そし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ