あら?笛吹き襲来よ?
歌い手、依頼を受ける
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「うん、さすがに私達からしたらかなり辛いから、別々で作るつもり」
「結構手間がかかりそうだね・・・」
まあ、量を作るにあたってはあんまりむかないだろう。
頻繁に食べるのは諦めたほうがいいな。
「ご馳走様でした」
「「いつの間に!?」」
僕は二人が驚くぐらいのスピードで食べきっていました。
好きなものがあるとつい早く食べてしまう、僕の悪い癖です。
「じゃあ、そろそろ話に移ってもいいかな?」
「そうでした、私に話って一体・・・?」
リリちゃんは身構えるけど、そこまでの話ではない。
「僕さ、今日から北側に行って歌を歌うことになってるんだけど、よかったら手伝いとして一緒に来てくれないかな?」
「分かりました、でも、何をすればいいんですか?」
それを聞かずに承諾してくれるあたり、リリちゃんは本当にいい子である。
彼女と話をしていると、かなりの回数思うことを、再び理解した。
「それについては分からないけど・・・必要になったことをその場で、ってことになるのかな?」
「分かりました!じゃあ、今から準備してきますね!」
リリちゃんはそう言いながら、走ってでて行った。
尻尾がパタパタ動いてたし、楽しみにしてくれてるのかな?
「奏さんは準備しなくていいんですか?」
「全部倉庫の中に入ってるからね。それに、僕は楽器を演奏するわけじゃないからそっちの準備も要らないし」
その後、リリちゃんが荷物を持ってきたのでサウザンドアイズに向かうことにした。
???
「準備ができたので、今から境界門に行こうと思います」
「そうか。リリも、手伝いにいってくれるのだな?」
「はい!火龍誕生祭にも興味がありますし、私でよければ」
白夜叉さんはうむ、と一つうなづき、
「では、これは前払いの報酬だ。受け取るがよい!」
一つ拍手を叩くと・・・上からバカみたいな量の剣が降ってきた。
「刺さる!?」
慌ててギフトカードを取り出し、その中に収納していく。
全て入ったのを確認してギフトカードを見ると、“多鋭剣×1000”と並んでいる。
「それは同時に使う量が多ければ多いほど切れ味を増す剣、おんしならば使いこなせるだろう」
「確かに、剣の舞にはぴったりですね。ありがとうございます」
「リリには菓子でもやろう。外にいる店員に言ってくれ。準備しておくよう言ってある」
「ありがとうございます!」
その後、リリちゃんが女性店員さんからお菓子を受け取り、ついでにのど飴を買って境界門から北側に向かった。
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