第1章 僕と文月学園。
十一時間目 Aクラス戦!!
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「織斑、遅刻反省文はまだか?」
「もうちょっと待ってください...」
鉄人の前で、反省文という、逃げ出したいけど、逃げられないという地獄。
理由は遅刻。しかも寝坊。
今日がAクラスとの戦争日なのに...
「先生、終わりました」
「そうか」
反省文を書き終えて、先生に差し出す。
多分、もう、作戦会議が始まっているだろう。
「今後は気をつけろよ」
「は〜い」
適当に鉄人に返事をして、教室へダッシュ。
『システムデスクだ!!』
「遅れてごめん!」
しまった。もうすでに終わってしまったようだ。
「どうしたの、蒼空」
「いや、ちょっと、寝坊しちゃってさ...」
「お前ちょっとここで土下座しろ」
―☆―☆―☆―
「一騎打ち?」
「ああ。Fクラスは試験召喚戦争として、Aクラス代表に一騎打ちを申し込む」
恒例の宣戦布告。
少しだけ雄二から説教され、その後、雄二から作戦を聞き出し、今に至る。
「う〜ん、何が狙いなの?」
いま、雄二と交渉の席についている木下優子さん。
ま、僕は秀吉の方が断然好きだけど。
.....今、一瞬睨まれた気がする。
「もちろん、俺たちの勝利が狙いだ」
はっきり言って、1度聞いているので、凄くどうでもいい。
…...そういえば、最近明久達から哀れみの眼で見られてる気がするんだけど......気のせいだよね!
などと、考え事しているうちに、
「よし、交渉成立だ。一旦教室に戻るぞ。」
「そうだね。みんなにも報告しなくちゃいけないからね」
交渉成立したようだ。
雄二たちについて行き、Aクラスを後にする。
―☆―☆―☆―
「では両名とも準備はいいですか?」
立会人は、学年主任の高橋先生。
ちなみに最初はほぼ聞き流していたため、訳がわからず雄二に聞いたところ、二度目の説教と一緒に教えてくれた。
「ああ」
「......問題ない」
会場はAクラス。ま、こっちのほうが広いからやりやすいけど。
「それでは、1人目の方、どうぞ」
「アタシから行くよっ」
向こうは、秀吉の姉の優子さん。
こちらは、
「ワシがやろう」
その妹の秀吉。
なるほど、姉妹対決か。
「ところでさ、秀吉」
「なんじゃ?姉上」
「Cクラスの小山さんって知ってる?」
「はて、誰じゃ?」
確か、小山さんて言うと――
「じゃーいいや。その代わり、ちょっとこっちに来てくれる?」
「うん?ワシを廊下に連れ出してどうするんじゃ姉上?」
この前、秀吉が木下さんの真似をして、罵倒しまくった人なんじゃ...
『姉上、勝負は――どうしてワシの腕を掴む?』
『アンタ、Cクラスで何してくれたのかしら?どうしてアタシがCクラスの人たちを豚呼ばわりしていることになっているのかなぁ?』
『ハッハッハ
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