暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0408話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とでも呼ぶべきものが放たれた。

「ちょっ、ちょっと待てぇっ!」

 ギャギャギャギャッ、というまるで何かを引っ掻いたような音が周囲へと響き渡り、それを聞いた長谷川達が悲鳴を上げながら路地裏から逃げ出そうと動きだし……

「動かれると守りにくい。そこでじっとしていろ」

 影に干渉して3人の足に影槍を巻き付けてその場で動きを止める。

「おいっ、お前どっちの味方だよっ!」

 長谷川のそんな声が響き渡るが、何しろ目の前の女の攻撃は音を使った攻撃だ。好きなように散らばって逃げられると守ろうとしても守りきれなくなる。

「こいつの攻撃範囲は広いからな。下手に動かれるとそっちまで防ぎきれないんだよ。さて、それよりもこいつの相手は俺がするからお前達は行っていいぞ」
「え?」

 俺の言葉に宮崎が不思議そうな表情を向けてくる。
 何だ、もしかして4人で力を合わせてこいつと戦うとでも思ってたのか?

「あー、何と言ったか。そうそう。ここは俺に任せて先に行け! とかいう場面か?」
「死亡フラグ立てんじぇねぇっ! まぁ、いい。確かにアクセルならこいつを相手にしても問題無いだろう。じゃあ、ここは任せるぞ。早乙女、宮崎。私達はネギ先生の方に」
「そうだね。じゃあ、アクセル君。ここは任せた」
「お願いします!」

 3人がそう言い、路地裏から表通りへと走っていく。
 それを見た角の女が再びバイオリンを構えて……

「逃がしません。私がフェイト様に命じられたのは貴方達の足止めなのですから」
「さて、俺を無視してあいつ等を追うとかそんな事をさせると思うのか?」

 混沌精霊としての力で影を操り、影槍を10本程牽制の為に発射する。

「やらせません!」

 女がそう呟いたその瞬間、地面から樹の根が現れて女を守るように囲い込む。
 なるほど。確かキズクモの準決勝でシルとラナが戦っていたのがこういうタイプだったな。

「植物使い、か」
「……アクセル・アルマー。貴方と出会ってからフェイト様は変わってしまわれた。そして貴方が存在している限りフェイト様に影響を与え続けるでしょう。故に、フェイト様の従者であるこの私、調がここで貴方という存在の時を終わりにしてみせます」
「フェイトに影響ねぇ。……いつも無表情だからどう変化したのかは分からないが、それでも俺とやり合うつもりなら覚悟を決めるんだな。俺はネギと違って敵対相手が女子供でも容赦はしないぞ?」
「望む所。こちらとて容赦はしません」

 そもそも、長谷川達3人をどうにかするのが目的だったと思うんだが……まぁ、俺としてはあの3人を逃せればいいんだし特に問題は無いんだが。

「行きます!」

 そう叫び、バイオリンを弾く女。……調とか言ったか。
 だが、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ