第九十六話
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事もあり、切嗣に用意してもらった戸籍を使い冬木に根を下ろした。
桜は遠坂の家に帰したが、魔術師の師として桜は凛から魔術を習っている。
魔術師は子をなす事がある種の義務で、魔術刻印を受け継がせる義務が生じているはずの凛だが、兄弟間でも魔術刻印は受け継げる。第二魔法へと至る事は終生の課題だが、元の世界へはかなりの時間戻れないだろうと結論付け、それならばと彼女は桜へと魔術刻印を譲ろうと、既に第一段階の移植が開始されている。
この事に驚いた遠坂家は当然凛を問い詰めるのだが、魔術回路の一部を譲ってから問題が浮上する辺り遠坂家のうっかり属性は大丈夫だろうか…
俺はと言えば、この冬木で落ち着いた生活を始める決断を下した衛宮一家のささやかな生活を守るために何度かのホムンクルスによる襲撃を追い払い、小さなイリヤの成長を見守っている。
それが、小さなイリヤよりも一緒に居た時間の少なくなってしまった彼女の願いなのだから。
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