魔法先生ネギま!
0407話
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飲みながら出迎えるのだった。
そんな3人の声を聞きながら、空いている椅子へと目を向ける俺。
「俺もお前達同様にこいつに呼ばれただけだ。何やら話があるらしい」
「そうだね。それに間違いない。……もっとも、君とネギ君だけを招待するつもりだったからそっちの2人の席は用意出来ていないけど」
「ふんっ、私だって別にあんたと仲良くお茶をする気なんて無いんだから問題ないわよ」
「そうかい? じゃあとにかく……ネギ君、君も何か頼むといい。この場を用意したのは僕なんだから、当然奢らせて貰うよ」
「……いいよ、別に。僕が飲んだ分は僕が払うから」
椅子へと座りながら、フェイトを睨みつけるネギ。
まぁ、それも無理はない。修学旅行では何も出来ずに石化させられ、その後麻帆良に送られて来たヘルマンにはボコボコにされ、魔法世界へと移動したと思ったら強制転移させられて大河内達は奴隷にされたのだから。それだけやられて怒るなという方が無理だろう。
やってきた店員に俺と同様のオスティアンティーを注文し、それが持ってこられた所で会談が始まる。
まずは様子見のジャブとばかりに、フェイトがいつもの無表情で自分を睨んでいるネギへと声を掛けた。
「……おや? 随分と怒ってるらしいけどどうしたのかな?」
「それを僕に聞くの?」
「君の仲間達にしたことが原因かい? 同じような目に遭ってるアクセル・アルマーの方は特に気にしてはいないみたいだというのに……それでは程度が知れるよ?」
「……僕に喧嘩を売ってるの?」
「ふん、君程度に喧嘩を売る価値なんてあると思ってるのかい? そもそもミルクティーなんて紅茶の風味を壊すような飲み方をしておいて、勿体ないとは思わないのかな?」
「君こそ何を言ってるんだよ。ミルクティーは紅茶のパーフェクトな飲み方だって知らないのかな? 僕にしてみれば、コーヒーなんて泥水を好んで飲む方がどうにかしてると思うけどね」
「まさか味覚馬鹿の英国人に味についてご高説をされるとは思わなかったよ」
……会談って、紅茶とコーヒーに対するやり取りをしたかったのか?
「これ以上馬鹿らしい話を続けるようなら俺は帰らせて貰うが、構わないか? 少なくても俺に取っては紅茶だろうがコーヒーだろうが好きに飲めばいいとしか言えないからな。そんな話を聞く為にわざわざ招待された訳じゃない」
コトン、と飲み干したオスティアンティーのカップをテーブルの上に戻しながらそう告げる。
「……それもそうだね。確かに君の言う通り子供を相手にムキになってしてもしょうがないか」
「君だって……」
怒ってる時点でこの場の主導権はネギじゃなくてフェイトが握ってるようなものなんだが。
「ネギ、お前も落ち着け。ここで戦う訳に行かないのは周囲を見れば分かる
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