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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第159話】
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見ていられなくなった様でな。此方で抑えきれなかった』
『……だからって、模擬戦に介入は――前にラウラが美冬やセシリア、鈴音に対してやった行為を俺がしたならいざ知らず……』
『……そうだな。……悪いが、うちの愚弟の相手をしてやってくれ。あいつには帰ったら反省文の提出をさせる』
『……了解』
通信が切れると同時に肉薄してきた一夏の雪片による斬撃を天狼で受け止めた。
「ヒルト、てめぇ……!」
「……お前、今何やってるのかわかって――」
そんな言葉を遮るように、左腕の雪羅をブレードモードに変更し、下から斬り上げてきた。
半身をずらし、その一撃を避けると同時に空いた右腕を振るい、勢いのつけたストレートを顔面に叩き込んだ。
「ぁぐっ……!?」
「少しは目が覚めたか?お前、一体何してると思う?」
絶対防御に守られているとはいえ、衝撃は相当だったらしく少しよろめく一夏――と、そんな一夏が口を開く。
「……関係ねぇ」
「あ?何が関係無いんだよ」
「……箒をあんな目に合わせた奴は、誰だと関係ねぇ……ぶん殴ってやる!」
「……お前だって模擬戦で篠ノ之や俺に対して散々やって来たことだろ?それどころか、俺が飛べない時には散々追い討ちしてたじゃねぇか……」
「そんなの関係ねぇ!箒が悲痛な表情をしていた……それだけでお前をぶん殴る理由は十分だ……ヒルト!!」
問答無用といった感じに、交互に交差させた二刀流による連撃を、俺は避けていく。
一夏の表情が語るに、既に頭に血が上っていて何を言っても無駄だろうと俺は判断したと同時に、鈴音の事が不憫に思えてならなかった……。
鈴音が同じ様に俺にやられてたとしたら、一夏は動くだろうか……と。
そして、一夏は何故篠ノ之がやられた事に対してここまで怒る理由に気づいてるのだろうか?
……まあ、俺にはわからないがな……誰かが過剰に攻撃して殺す寸前ならいざ知らず、まだ篠ノ之はエネルギーも残っていて、俺も降参を促したのだから。
そんな考えも他所に、一夏の怒りに任せた攻撃は続いていった――。
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