第四十一話 パジャマパーティーその七
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「やっぱり学校の勉強ってね」
「毎日コツコツなのね」
「テスト前だけするんじゃなくて」
無論一夜漬けもせずにというのだ。
「ちゃんとしていったらね」
「いいっていうのね」
「うん、そう思うから」
だからだと話してだ、そしてだった。
琴乃も飲みながらだが考える顔になってだ、こう景子に答えた。
「じゃあ一夜漬けでなくてね」
「うん、毎日ね」
「今からなのね」
「夏休みもそうだったから」
あの頃は塾の夏期講習に出ていた、その時の様にというのだ。
「少しずつでもね」
「毎日勉強していれば」
「今は飲んでるけれどね」
景子はこのことについては苦笑いで述べた。
「それでもね」
「ううん、それってつまりは」
「つまりは?」
「部活の練習と同じね」
それとだというのだ。
「部活の練習も毎日だから」
「そうね、確かにね」
「毎日勉強するのも」
「そういえばあれよね」
彩夏もここで二人の話の中に入る。ドーナツを食べながらの言葉だ。
「継続は力なりっていうわよね」
「毎日少しずつでも勉強していったらね」
「よくなるっていうわね」
「ええ、だからね」
「そうね、私も大学行きたいし」
琴乃は進学希望だ、八条大学である。
「それならね」
「そうね、それじゃあ」
「毎日少しずつでもね」
「やっていくべきね、じゃあ頑張るから」
こう言ってだ、琴乃は安い赤ワインも飲んだ。それこそボトル一本で四〇〇円もしないようなものをである。
その赤ワインを飲んでだ、こう二人に言った。
「皆で八条大学に行こうね」
「あっ、そこでなの」
「そう言うの」
「だって本当にこう思ってるから」
己の基地を偽ることなくだ、琴乃は二人にこう言ったのだった。
「皆とね」
「八条大学に行ってなの」
「大学でも五人一緒で」
「学部が違っても」
大学ではそれぞれ学部が違えば全く違う、経済学部と文学部、社会学部、法学部はそれぞれ同じ文系だが全く違っている。
だがそれでもだとだ、琴乃は飲んで食べながら笑顔で話すのだ。
「大学でも一緒にいようね」
「だよな、今凄く楽しいしな」
美優はアイスクリーム、冷蔵庫から出したそれを食べながら話す。
「それだとな」
「五人一緒にいたくなるわよね」
「ああ、あたしもな」
美優もだというのだ。
「それじゃあ琴乃ちゃん頼むな」
「うん、それじゃあね」
こう話してそのうえでだった。
五人はこの日は心ゆくまで飲んで食べてそれからそれぞれ歯を磨いて寝た、美優の部屋でそれぞれ適当な場所で寝るかと思うと。
その美優がだ、四人に微笑んでこう提案してきた。その提案はというと。
「一緒に寝ような」
「一緒?」
「一緒っていうと?」
「だから今から布団敷く
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