桜は何度も咲き誇る
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呟くと、ラピサージュはリマコンされていると思っているラトゥーニが反撃できないよう、逃げないようにダメージを負わせた。
「姉さん!?」
アラドはオウカに突っこんで行こうとするが目の前にオクスタン・ライフルをこちらに構えるビルトファルケンがいた。
「よくやりました、ゼオラこのまま、ラトを連れて帰りましょう……」
そうして、二機が離脱しようとしたとき。
「ラトラトは連れて行かせんぞ、これがな!」
ラピエサージュとビルトファルケンに迫りくる二つの拳が見えた
「玄武剛弾!!」
二つの拳が二機に当たり、本来ならこの二つの拳が一機に当たる業だが、一つの拳のためか威力は半減され、それにより二機の離脱を防いだ。
「アクセルさん!?」
「お前は、お前のやるべきことをしろ、こいつは俺が相手をする」
アクセルはラピエサージュに向かって、戻ってきた拳を構えた。
「アクセルさん、オウカ姉さんも助けてください!」
記憶が無い時のアクセルの実力を散々知っているアラドは、記憶が元に戻っているアクセルはあれ以上の実力を持っていると感じアクセルを見込んでアラドはオウカを任せることにした。
「……わかった……その、姉さんもラトラトも俺が助けてやる、これがな」
アクセルはアクセル・アルマーを見て、かつての自分を思い出し、本当に自分は甘くなったものだと、心の中で笑った。この甘さが心地よく思える。
「行くぞ、ラトラトを返してもらおうか、これがな!!」
アクセルはオウカに向かって行った。
「私とこの子の絆も知らずに!!」
オウカは片腕で支えているラトゥーニが乗るフェアリオンを衝撃でラトゥーニが傷つかないように細心の注意をしながら両肩に装着されたクラスターミサイル・スプリットミサイルHでソウルゲインを攻撃していった。
「青龍鱗!!でぇぇい!」
アクセルは飛んでくるミサイルを青龍鱗で落としながら、自分は特機である以上距離をとるのは利なると感じたアクセルはブーストを最大にあげて一気にオウカとの距離を縮めた。
「……あいつの姉なら救わなくてはならんな!命までは取らん!白虎喉!」
アクセルは手加減をしながら拳で、ラピサージュに拳の連打を当てていった。
「くっ!?」
オウカはラトゥーニが巻き込まれないようにしているが、ソウルゲインからの攻撃を受けながら、一つ気づいた。相手は自分を撃墜させようとしていない。何故?ラトゥーニを自分が捕まえているから、全力で攻撃できないと考えたが、相手は血も涙もない連邦の兵士、自分を捕まえてこの子のようにリマコンを施すつもりではないかとオウカは考えた
「そうは、させません!こうなったら、ゲイム・システムを!!」
ゲインシステムとは、パイロットの脳に直接情報を送り込む仕組みである。その反面脳に強い負担が掛かり、情報
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