悪魔の島編
2階
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はカウンター席に座ってミラとアルカと会話していた。
「さっきマスターが言ってたでしょ?2階には上がっちゃいけないってどういう意味ですか?」
「まだルーシィには早い話だけどね。2階の依頼板には1階とは比べ物にならない難しい仕事が貼ってあるの」
「S級の冒険な」
「S級!?」
「ププッ!?」
ルーシィとプルーが驚愕する。
「一瞬の判断ミスが死を招くような危険な仕事よ。その分報酬もいいけどね」
「うわ・・・」
「S級の仕事はマスターに認められた魔導士しか受けられないの」
「資格があるのはエルザ、ラクサス、ミストガン、ティアも含めてまだ6人しかいねぇんだ」
「S級なんて目指すものじゃないわよ。本当に命がいくつあっても足りない仕事ばかりなんだから♪」
「みたいですね」
笑顔のミラに対し、引きつった笑みを浮かべるルーシィ。
「・・・でも、俺はS級になる。同じ過ちを繰り返さない為に」
「え?」
「んじゃ、俺もう帰るわ」
アルカの言葉をルーシィが聞き返す前にアルカは席を立ち、入り口に向かっていく。
「今の・・・どういう意味なんだろう」
ルーシィがこの言葉を意味を知るのは、まだ先の話だった。
その後、ギルドを後にしたルーシィは運河沿いを歩いていた。
運河を渡る小舟から「じょーちゃん、危ねーぞ」と声がかかる。
「ミストガンもラクサスも聞いた事ある名前だったなぁ。やっぱ妖精の尻尾って凄いギルドよね」
とっとっと子供のように歩くルーシィの横をプルーが歩く。
「だいたい妖精の尻尾内の力関係も解って来たし・・・」
そう言うルーシィ。
ちなみにマスターが1番うえ、その下にあのオヤジ、その下にエルザ・ラクサス・ミストガン・ティア、そしてその下にナツ・グレイ・ルー・アルカと・・・何故かルーシィがいた。
「明日から仕事がんばろー!」
まぁ本人はそれでいいと思っているようだが。
そう言って意気揚々と家に入る、と。
「おかえり」
「おかー」
「やっほー」
凄い勢いで腹筋運動をするナツとダンベルを上げ下げするハッピー、そして何故か部屋のど真ん中で逆立ちをするルーがいた。
「きゃああああああっ!汗臭ーい!」
「ふんごっ!」
悲鳴をあげながらルーシィはナツの腹部にドロップキックを決める。
「筋トレなんか自分家でやりなさいよ!」
ルーシィの言葉は御尤もなのだが、そんな常識がこの3人に通用するはずもなく。
「何言ってんだ。俺達はチームだろ」
「はい、これキャバ嬢の分」
「ルーシィ、ピンク好きでしょ」
「それ以前に
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