暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第4話
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立てた。

「だが、不動の一位は決まっている」

「誰のことだ? まさか自分とでもいうつもりか?」

 俺の問いかけに奴は肩をすくめた。

「俺じゃない。誰かはいずれわかることだ。兵藤一誠は貴重な存在だ。十分に育てることを勧めるよ、リアス・グレモリー」

 『白い龍(バニシング・ドラゴン)』が視線を後方に向ける。そこには部長が立っていた。表情はとても不機嫌そうだ。周りには臨戦態勢の朱乃さんに小猫ちゃん。

「白龍皇、なんのつもり? あなたが堕天使と接触を持っているなら過剰な接触は―――」

「過去に『二天龍』と称されたドラゴン。『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』と『白い龍(バニシング・ドラゴン)』。過去に関わった者はろくな生き方をしていない。・・・・・・あなたはどうだろうな?」

「―――ッ!」

 野郎の言葉に部長は言葉を詰まらせた。

「それじゃあ、俺は行かせてもらう。やることがそれなりに多いんでね」

 そう言って、奴は去って行った。汗ばんだ手をアーシアが握ってくれてようやく少し落ち着く。どうやら、俺の周りにはは望んでいない者が集まりつつあるみたいだ。


Side out




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