第4話
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ゼノヴィアはそう言うと、僕の目の前で上の水着を脱ぎ、床に落とす。ふとリアス先輩の婚約騒ぎの時にも似たようなことがあったなと思い出す。
「悪魔の出生も知っている。なかなか子供ができないそうだ。しかも純潔同士はさらに難しいらしい。しかし、私は悪魔だがキミは人間だ。毎日していけば十年以内に妊娠することは容易いだろう。いや、まだナギは若いし、一日に数回も可能だろう。そう考えると五年以内も可能か? ああ、そうだ。子供の方は心配しなくていい。基本的に私が育てるし、教会でもらったお金もそれなりにある。ただ、子供が父親の愛を望んだら、そのときは遊んであげてほしい」
いや、僕はそこまで無責任になれそうにない。生ませるだけ生ませてあとはほぼ放置とか無理だ。
「ナギ、抱いてくれ。私は処女だから、過程さえちゃんとしてくれれば好きにしてくれて構わない」
ゼノヴィアが抱き着いてくる。ダイレクトに胸の感触が肌に伝わり鼓動が早くなる。
このまま、押し倒しても・・・・・・と一瞬考えたが、僕はゆっくりとゼノヴィアの引き離した。
「・・・・・・そうか。わたしでは・・・・・・ダメか」
「いや、そう言う行為は恋人とか愛し合っている者同士がするべきだと思うんだ」
落ち込んだ様子のゼノヴィアに僕はそう言った。
「愛し合っている者同士。ふむ・・・・・・難しいものなのだな」
「そうかな? ・・・・・・いや、そうだね。難しいよ。正直、僕もいまいちわからない」
僕の身の回りにいるリアス先輩達が綺麗で魅力的な女の子だと言うことはわかる。でも、恋と云うのがいまいちわからなかった。前世でも恋愛など幼稚園の時の黒歴史ぐらいしか思いつかない。
「なら、わからない者同士一緒に学んでいくのはどうだ? 手始めにもう一回抱きついてみるとしよう」
「おおっ!」
先ほどと同様にゼノヴィアが僕の胸にダイブしてくる。
「ドキドキしてるな」
「そりゃ・・・・・・裸の女の子に抱きつかれたらドキドキもするよ」
「ふふ・・・・・・私も心臓がバクバクいっているようだ」
―ガチャ
ゼノヴィアがそう言った瞬間に用具室の扉が開く。
「・・・・・・何をしているのかしら? 二人とも?」
怒りに震えるその声に振り返ると、紅い魔力を纏うリアス先輩が立ち尽くしている。
「あらあら、ゼノヴィアちゃんったらずるいわ。ナギくんの貞操は私がもらう予定なんですよ?」
いつものニコニコ顔だが、目が一切笑っていない朱乃先輩。一瞬、死の恐怖を感じた。
「はわわ・・・・・・刺激的ですぅ・・・・・・」
アーシアさんはチラチラとこちらを見ている。兄さんに目潰しをしているのはご愛嬌だろう。兄さんが「目がぁ〜、目
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