第3話
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を感じたので、首をまわして確認すると、朱乃先輩が僕に抱き着いてきていた。
当然、僕の背中にダイレクトに胸の感触が伝わってくる。そう、ダイレクトなのだ。布地の感触がしない。他にも足を絡めるようにしてくるので顔が赤くなっていく。
「ちょっと、朱乃。まだ塗り終わってないのよ? それにそんなにくっつかないで!」
不機嫌そうにリアス先輩が上半身を起こす。再びリアス先輩の胸とご対面だ。丸見えですよ! 隠してください!
朱乃先輩はそんなリアス先輩に対抗するように、一層僕にくっつき、頬と頬とスリスリとする。
「ねえ、ナギくん。リアスが怖いですわ」
僕の耳を甘噛みしながら言っても説得力がないと思います。噛まれるたびに理性が削られていく。息子が目覚め始めていた。
「リアス、ナギくんに最初に目を付けたのは私なのよ? それをあとから掻っ攫うのはどうかしら?」
「こういうのは早い者勝ちのなのよ。いくら先に目を付けたからって絶対に譲らないわ!」
二人で言い争いを始めてしまった。僕は何とか理性を持ちなおそうと心頭を滅却する。二人の会話など耳に入っていなかった。
「ところでナギくん」
滅却しようとしたら、話しかけられた。失敗してしまう。
「いつもリアスと寝ているのよね?」
「ええ・・・・・・そうですが」
何が言いたいんだろう?
「じゃあ、エッチなことはもうしたの?」
「そ、そんなことするわけないじゃないですか!」
なんてことを聞くんだ! でも少し落ち着いてきた。理性のライフも少し回復したきがする。
「あらあら、それじゃあナギくんは悶々として溜まるばかりですか・・・・・・。良かったら私が吐き出させてあげましょうか?」
せっかく回復した理性が再びダメージを負った。確かに、兄さんほど盛んではないし性欲薄いわけだが性欲が存在しないわけではないのだ。
「大きくなったナギくんのを乱暴に私に突き込むんです。雄の本能のままに・・・・・・」
手で僕の体をまさぐりながら、耳元でささやいていく。思わずのどが鳴った。その場面を想像してしまい、息が荒くなるのを感じる。
―ヒュッ! ボンッ!
僕の横を紅い魔力が通り過ぎた。後ろで破砕音がし、見てみると飛び込み台の一つが消滅している。水をかけられたように一気に熱が冷めた。
「朱乃・・・・・・・ちょっと調子に乗りすぎじゃないかしら? あなた、私の下僕で眷属だということを忘れていない?」
ドスの効いた声でリアス先輩が言う。
「私は引かないわよ? リアスには渡しませんわ」
朱乃先輩が僕から離れる。リアス先輩は紅いオーラを、朱乃先輩は金色のオーラを発している。ただ、二人とも胸が丸出しなので締ま
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