第3話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
疲れたのか休んでいた。敷かれているビニールシートの上で横になっている。
(さて、これからどうしようかな・・・・・・・。体力的にも十分あるので、何回か泳ごう)
そう思って立ち上がろうとすると、赤いコウモリが僕の周りを飛んでいることに気がついた。リアス先輩の使い魔だ。
何かあったのかと顔をリアス先輩たちのいる方に向けると、手におそらく日焼け止めのクリームを持って手招きしていた。
立ち上がって、リアス先輩の前に移動する。
「クリームを塗ればいいんですか?」
「ええ、お願いしてもいいかしら? 悪魔は日焼けはしないけど日光は天敵なのよ」
手に持っている小瓶を僕に渡してきた。ちなみに、僕はもう塗っている。母さんが「渚は肌を焼いちゃいけません!」と言ってくるからだ。
「美容の特製オイルよ。背中塗ってくれるかしら?」
「了解です」
蓋を取りはずし、手の平に適量を垂らす。そして、手の平で少し温める。母さんに塗った時の経験がこんなところで活きるとは思わなかった。
「では、さっそく準備しましょうか」
リアス先輩は背中に手を回し、ビキニのブラの部分を外した。当然押させるものがなくなった胸は、零れ落ちるようにその姿をさらす。
「ちょ、ちょっと! なんで僕の目の前で脱ぐんですか!?」
そんなこと言いながらも、ばっちり胸を見てしまうのは男の性ゆえか・・・・・・・。普通うつ伏せになってから外すものだろう。
「ナギだからよ」
よくわからない返答をされた。
「さあ、お願いね」
順序が逆だが、リアス先輩は長い髪の毛をどかしてうつ伏せになる。胸がつぶれて横にはみ出ているのがすごい。
そればかり見ていると理性がどうにかなりそうだったので、塗ることに集中することにした。
塗っているとわかるが、スベスベの肌だ。触っていて飽きがこない。そんなことを考えながらむらの無いように満遍なく塗っていく。
「塗り終わりましたよ」
もう少し触っていたかったような気がするが、無事に背中にオイルを塗り終えた。
「ありがとう。ところでナギ・・・・・・」
「なんですか?」
「胸にもオイルを塗ってくれないかしら?」
思考が停止しそうになるが、気力を振り絞って何とか持ちこたえた。
「ま、前は自分で塗れますよね!?」
「ええ、でもナギに塗ってもらいたい気分なの」
(どんな気分ですか、それ!?)
心の中で叫んだ。このままだと、リアス先輩の胸にも塗る羽目になりそうだ。僕だって男なので嫌ってわけじゃないが、恥ずかしいというか複雑である。
「あらあら、部長だけずるいですわ。ナギくん、私にも塗ってくださる?」
突然背中に重み
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ