暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第43話 喧嘩売ります!
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
い…)
「…お、おいリアス…この下僕君…俺を見て号泣しているんだが…」
ライザーも引いていた。
「…その子の夢がハーレムなの…」
部長も少し困り顔になっていた。
「…キモいですわ…」
アイツの眷属の一人がそう呟いた。
なんかアイツだけ雰囲気が他の眷属と違うような…。
「フフッ!!なるほどね…ユーベルーナ」
「はい、ライザー様」
ライザーが眷属の一人、ユーベルーナと言う女性を呼ぶ。
俺の見立てだとアイツが女王(クイーン)っぽいな…。
ユーベルーナがライザーの前に立つと、ライザーの奴が顎を持ってキスしだした。
しかも、イッセーに見せびらかすように。
(…おいおい、婚約者の目の前でやるか…)
コイツ、自分の女をコレクション感覚で扱ってそうだな…。
見ると部長もかなりの嫌悪感を出していた。
しかも、今度は胸を揉み、髪を弄りだした。
「お前じゃこんな事は一生できまい、下級悪魔君」
「ッ!?うるせえッ!!そんな調子じゃ、部長と結婚した後も他の女の子とイチャイチャするんだろうッ!!この種まき焼き鳥野郎ッ!!」
「…貴様、自分の立場をわきまえてものを言っているのか…」
「知るかッ!!俺の立場はなあ、部長の下僕ってだけだッ!!それ以上でも以下でもねえッ!!」
イッセーはそう言うと、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を装着した。
「ゲームなんざ必要ねえ!!この場で全員倒してやるッ!!」
『Boost』
籠手の力を発動させ、ライザーの眷属に突っ込んでいく。
「ミラ」
ライザーが名を告げると、奴の眷属の中から一人の少女がイッセーの前に飛び出してきた。
飛び出てきたのは、祭り装束みたいな和服を着用し、棍を持った小柄な少女であった。
(…マズイな…)
俺の見立てでは、実力はライザーの眷属の中では弱い方だが、倍加が不十分なイッセーでは勝ち目はない。
ドゴォッ。
「ガッ!?」
ガァッ。
「ガァァァッァァ!?」
ドサッ。
イッセーはミラと言う少女に棍を打ち付けられ、そのまま天井に叩き付けられ、床に落ちた。
当のイッセーは自分の身に何が起きたのか全く理解できていなかった。
「イッセーさんッ!!」
「イッセーッ!!」
「イッセー兄ッ!!」
「イッセー君ッ!!」
倒れているイッセーにアーシア、部長、千秋、鶇の四人が駆け寄る。
「イッセー、しっかりして!!」
「……部…長……すみま……せん…」
その言葉を最後にイッセーは意識を失った。
「ハッ!!凶悪にして最強と言われる赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の使い手がこんなくだらん男だとわな」
『ッ!!』
イッセーがやられた事と、ライザーの言葉に千秋と鶇は怒り、ライザーを睨み付ける。
「ん?君らはその男に気でもあるのか?そんなくだらない男のどこが良いのやら」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ