第2章
戦闘校舎のフェニックス
第43話 喧嘩売ります!
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り合えば、この辺一帯に甚大な被害が出るため、止めさせていただきました。最も、そうなる前にそちらの方が容赦なく止めていたでしょうが」
そう言い、俺はある方を目で指し示した。
みんなが俺が目で指し示す方を見れば、そこには物凄い威圧感を放っていたグレイフィアさんが居た。
「お納めくださいませ、お嬢様、ライザー様。私はサーゼクス様の命を受けてこの場に居りますゆえ、そちらの方がおっしゃる通り、一切の遠慮は致しません」
グレイフィアさんの申し出に二人は魔力を引っ込めた。
「最強の女王(クイーン)と称されるあなたにそんな事を言われたら、流石に俺も怖いよぉ」
随分と軽い態度だな。
本当に実力差が分かっているのか疑問に思う。
すると、ライザーが俺が投げ付けたマジックキラーを手に取った。
「…今回は止めてくれた事に素直に感謝してやるよ。だが次にこんな事をすれば…焼くぞ…」
そう言い、マジックキラーを俺に投げ付けた。
俺はそれをキャッチすると懐にしまうと…。
「…肝に命じます…」
と心にも無い事を言っておく。
それを感じ取ったのか、奴は不愉快そうに俺から目を逸らす。
とそこへ、グレイフィアさんが申す。
「旦那様方はこうなる事は予想されておられました。よって決裂した場合の最終手段を仰せつかっております」
「最終手段?どう言う事、グレイフィア?」
「お嬢様がそれ程までにご意志を貫き通したいと言う事であれば、ライザー様とレーティングゲームにて決着を、と」
レーティングゲームねえ…。
「明日夏、レーティングゲームって確か…」
「ああ、爵位持ちが下僕同士を闘わせて競うチェスを模したゲームだ」
「俺はゲームを何度も経験してるし、勝ち星も多い。君は経験どころか、まだ公式なゲーム参加の資格すら無いんだぜぇ」
「本来なら成人しないと参加できないからな」
「ッ!?それじゃあ、部長がめちゃくちゃ不利じゃねえか!!」
「…不利なのはそれだけじゃないです」
「え?」
「リアス、念のため確認しておきたいんだがぁ、君の下僕はさっきの男とそこに並んでいる女三人を除く面子で全てか?」
コイツ、俺達が人間ってのは気付いているみたいだな。
「だとしたらどうなの?」
「フハハハハハッ!!」
パチンッ。
ライザーがひときわ笑った後、指を鳴らすと、フェニックスの魔方陣が出現した。
「こちらは十五名、つまり駒がフルでに揃っているぞぉ」
部長側は五名、王(キング)の二人を加えて、六対十六、これはキツいな。
つうか、出てきたライザーの眷属全員が女って…。
(おいおい、コイツもしかして女たらしか)
すると、イッセーが…。
「美女、美少女ばかり十五人だとッ!!なんて奴だッ!!…なんて男だぁぁぁッ!!!!」
ライザーの眷属達を見て号泣していた。
(…おいお
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