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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第33話 機動七課にて………
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「ほな、みんなお疲れさん。色々あったけど明日1日休日や。しっかり休んどいてな」

機動六課に戻ったスターズとライトニングの面々。時間も23時を回っていた事もあり、ヴィヴィオはバルトの背中で静かに寝息をたてている。

「あの、はやてさん………」
「何やエリオ?」
「大悟さんの容態は………?それにスバルさんも………」
「スバルの方は大丈夫や。一応2、3日安静と言われとるけど直ぐに復帰できるやろ。問題が神崎君なんやけど………」

そう言って言葉が詰まる。

「まさか何か大きな後遺症とか………」
「それは大丈夫や。戦いも出来ないことはない。せやけど………」
「何があったんです?」

あの場にいなかったスターズ、ライトニングのメンバーが迫る勢いで問いかける。

「………大悟くん、敵に指の爪を全部剥がされたんや。その影響で爪が完全に生えるまで物を持ったり、手を握ったり広げたりするだけで痛みが伴いそうなんよ。お医者さんからは最低でも1ヶ月は安静。そこからも戦闘は控えるようにやって」

「爪を全部………」
「痛そう………」
「昔の拷問だ。相当な痛みだと思うぜ」

エローシュの最後の言葉で更に空気が重くなる。

「それで加奈ちゃんは大悟君の看病で特別に1週間有給を取ることになったから、スターズは暫く4人や」
「分かりました」

ギンガが返事をし、聞いたはやても頷いた。

「それじゃ解散や。明後日は平常訓練やから寝坊せえへんでね」

もう既に夜も遅いこともあり、はやての一言でその場は解散となった………













「ふぅ………」

ヴィヴィオをベットに寝かし、バルトは椅子に腰かける。

「聖王器ね………何故今頃になってそれぞれの使い手が決まる?」

そうバルトか1人、口走る。

「ヴィヴィオが居たからか?俺がバルバドスを目覚めさせたからか?それともこれから何かが起こるって言う凶兆か?」

小さく呟きながらバルトは腕を組み色々思い返してみた。

「バルバドス、お前は何か知らないか?」
『我は使われることの無かった聖王器である。故に何も知らん』
「だよな………ったく、面倒な事になってきた………俺に大悟、そして恐らくヴィヴィオが加藤桐谷に渡したあれも………」













『メンテナンスかい?』
「はい、どうもセレンの調子がおかしいんです」

深夜、寝静まった機動七課の自室を抜け出し、桐谷は宿舎の屋上へとやって来た。
誰もいないことを確認し、スカリエッティへと連絡を繋げた。
スカリエッティ印の物で連絡先は指定できないが、盗聴されない特殊な連絡機器である。

『確かセレンのメンテナンスは機動七課入
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