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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第33話 機動七課にて………
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念話が入り、慌てて回りに目を向けるフィーネ。
桐谷が仁王立ちしてフィーネの方を見ていた。

『さて、シミュレーターとの違いも大体分かったろ。次は本気で攻めにいくから覚悟しろ!!』

「リーネ、来るぞ!!」
「アンタもしっかり抑えなさいよ!!お姉ちゃんも援護射撃しっかりね!!」
『が、頑張る〜!!』
















「桐谷容赦無いなぁ………」

訓練の様子を眺めながらそんな事を呟く。

「動きがぎこちないのに容赦無い攻撃………あの軽装のバリアアーマーにクレイモアなんて………」
「あれは正面から向かって行ったリーガルがアホなだけだ」

後ろからいきなり声が聞こえ、振り向くとそこには髭面の男とその秘書らしき女性がいた。

「初めましてだな、私は部隊長のレジアス・ゲイズだ。こちらは副官のオーリス」
「よろしくお願いします」
「あっ!!この度はどうもありがとうございます!!私、ノーヴェ・イーグレイです!!」

まさか本当に接触してくるとは思っていなかったノーヴェは慌てて挨拶をした。

「いや、構わんさ。私としてもこれほど技術提供してくれるイーグレイと言う科学者に興味があったからな」

そう言って笑みを溢す。その顔は罠に掛かった獲物を見るようだとノーヴェは思った。

「博士も自分の研究していたバリアアーマーが先に世に出てきてショックだったみたいです」
「だが、その分じっくりと研究が出来たことでここまでの成果を得られたのだ。結果的に良かったと言うことだ。博士にも言っておいてくれ。約束はともかくゲシュペンストは恐らく採用されるだろうと」
「分かりました。それだけでも喜んでくれると思います」

思ったより柔らかく話すレジアスに肩透かしを食らった。

(案外いい人なのかも…………)

「まあそれでも桐谷の使うアルトアイゼンには歯が立たないんだがな。あの機体をあそこまで使いこなせる桐谷は大したものだ」
「そうですが………」

表ではなんて事の無いように見せているが内心は大喜びだった。

(やっぱり好きな人が褒められると嬉しいな………)

「………ところで今日は一体何をしに?」
「あっ、桐谷のもう1つ………バリアアーマーじゃない方のデバイスを受け取りに来ました」
「セレンか。確かにこの前バリアアーマーを使わず、訓練しようとしたら調子が悪いと言っていたな………」
「はい、それで博士に連絡があったんです。メンテナンスを頼むって。それで今日時間があった私が受け取りに来たんです」
「そうか………」

そう呟くと少し考え込むレジアス。

「分かった、一部だけで済まないんだがゆっくりしていってくれ」
「はい、ありがとうございます」

そう再
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