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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第33話 機動七課にて………
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隊前に念入りに行った筈だが………何かあったのかい?』
「分かりません。起動はするし、技も使えるんです」
『ん?それなら問題ないのでは?』
「いえ、バリアは何故か張れなくなりましたし、セレンが無反応なんです。いきなりバリアジャケットになるとどうしても驚いちゃって………」
『なるほど………分かった。取り敢えず見てみよう。ちょうどノーヴェがこっちに来ているからノーヴェに行くように伝えるからノーヴェにセレンを渡してくれ』
「ありがとうございます、セレンをお願いします」
『任せてくれ』

そう言って通信が切れた。

「セレン、一体どうしたんだ………」

そう桐谷が問いかけても依然反応が無いままなのであった………
















「よし、準備OKだな………」
「バルトさん………」
「なのは!?一体どうしたんだこんな朝早く?」

次の日の早朝、機動六課の面々がまだ寝静まっている中、1人静かに準備をしていた。
そしてバルトの想像通り、誰にも見られずに行けるとそう思った矢先だった。

バルトの前に、私服姿のなのはがいた。

「バルトさん、こんな早くから行くんですか?」
「ん?ああ、結構遠い場所だからな。それにヴィヴィオが起きてたら行くってごねそうだろ?」
「確かにそうですね………だけど遠くって何処ですか?」
「こればっかりは教えられねえな」
「じゃあ何しに行くんです?」
「これも言えん」
「何で………」

そう言って押し黙るなのは。

「なのは………一体どうしたお前?」
「どうした?じゃないです。バルトさんは私に何も教えてくれないじゃないですか!!」
「それはお前が知る必要の無い事だからだ」
「知る必要の無い………?聖王器、あれを見たとき2人でコソコソ話していましたよね?いつも一緒に居る私も蚊帳の外ですか?」
「よく見ている………」

呆れならがバルトは自分の頭を掻く。

「ああ、言えない。気軽に言えることじゃないからな」
「そうですか………」

悲しそうな顔で俯くなのは。そんななのはのにバルトは困った顔をして再び頭を掻いた。

「はぁ………悪い、俺にも何でヴィヴィオがあんな風になるのか良く分かってないんだ。………だからこそアイツと初めてあった場所を見に行く。もしかしたらアイツの手掛かりが分かるかもしれないからな」
「それで頑なに行き先を言わなかったんですね………でもそれだったら私に言ってくれても………」
「バカ正直なお前に行ってバレたらどうする?あくまでも内緒にだ」
「でも初めて会った場所ならヴィヴィオちゃんも喜ぶんじゃ………」
「ねえよ絶対にな………」

冗談では無く真面目な顔で言うバルトに何も言えなくなる。

「だから
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