暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
八十四話:ピエールの素顔
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
見たいな!」
「はあ。特に、物珍しいものでもありませぬが」
「いやいや、珍しいから!無いから、普通!人間が、スライムナイトの顔を見る機会とか!」
「はあ、言われてみれば。しかし、そう変わったものでもありませぬぞ」
「いいから!見せて!お願い!」
「それは、勿論。ドーラ様のお望みとあらば」
嫌そうでは無いけれども、まさに
解
(
げ
)
せぬ。といった様子で、兜の留め金を外し、脱ぐ準備を始めるピエール。
ああ、結構脱ぐのも大変なんだ。
悪かったかなー、と思ったのも束の間。
さすがに慣れた様子で手際良く各所の留め金を外し終え、勿体ぶることも無くあっさりと、ピエールが兜を脱ぎます。
……って、これは。
「お待たせ致しました。……ドーラ様?」
「……可愛い……」
「は?」
「な、なんでもない!」
しまった、つい心の声が外に。
いくら他種族とは言え、男性に対して可愛いとか失礼にも程がある!
でも、なにこれ、可愛い!
天使だ!天使がいた!
体格的に人間の子供くらいのものだから、まさに天使!
どうしよう、私ショタコンでは無いはずなのに!
これは、可愛い!
ぎゅってしたい!!
ていうかこれ兜を脱がない習慣あって正解だわ、犯罪を誘発するわ。
むしろそのためなんじゃ無いの?その習慣。
大丈夫なんだろうか、一人でお風呂にやったりして。
「ドーラ様?何か、問題でも?」
「いやいや何も問題無いっていうか、ある意味大有りっていうか。……みんな、そんな感じなの?スライムナイトって」
「そんな、とは?」
だからそんな、可愛い。
……って、言えないならどう言ったらいいんだ。
「……ええと。話は変わるけどさ。人間社会に入るスライムナイトって、他にもいなかったわけじゃ無いんだよね?選んだ主が人間なら」
「そうなりますな」
「例えば。例えばの、話だけど。……襲われたりとか、無いの?その……不埒な考えを持った、人間とかに」
「……スライムナイトに、不埒な考えを持つ人間が居るのかは知りませぬが。余程の未熟者で無い限り、問題無いでありましょう。そのような不埒な輩、少々威圧してやれば。尻尾を巻いて逃げて行きますゆえに」
「……ああ。そっか」
他はどうだか知らないが、このピエールさんに限って。
そんな心配は、要らなかった。
「……そうだよね。……私も、練習しよっかなー……。威圧とか」
「必要無いでござりましょう。ドーラ様に近付く不逞の輩は、このピエールが。全て、排除しますゆえに」
いや、そういう面倒をかけたくないから、覚えたいんですけど。
と、また兜を装着しようと手をかけるピエール。
「ああ!待って!」
「は。まだ、何か」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ