魔法先生ネギま!
0406話
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「では私はこの辺で失礼しますね。まだ挨拶回りをしないといけないので。アクセルさんのこれからの予定は?」
「あー、そうだな。取りあえずネギ達に合流してからだな。とにかく早い所100万ドラクマ稼がないといけないしな」
「あぁ、ご友人の……質の悪い詐欺に引っ掛かったのは残念でしたが、この魔法世界は弱肉強食の世界です。今回は奴隷から解放される目処もあるようなのが不幸中の幸いでしたね」
ペコリ、と頭を下げて去っていくリュボースを見送り、俺もまた待ち合わせの場所へと向かうのだった。
「アクセル! 良く勝ってくれたわね!」
待ち合わせ場所へと着いた途端、神楽坂がこれでもかという満面の笑顔で俺を出迎える。どうやら予定通りに俺に金を賭けていたらしい。
神楽坂の側には、俺とネギの関係者15人が勢揃いしていた。当然賭けの実行を引き受けたトレジャーハンター4人組もだ。
で、関係者15人は全員もれなく年齢詐称薬を飲んでいるのでまさに幼女15人を引き連れた大人4人組となっている。この魔法世界にあるのかどうかは分からないが、どこの幼稚園か保育所かって感じだな。
尚、俺の姿はキズクモの時のようにローブを被って姿を隠している。
所詮俺が有名なのはキズクモと、後はあってもネギがいたグラニクス程度かと思っていたんだが……いや、正直ナギ人気を舐めてた。昨日街中を歩いていたらいきなり正体がバレたんだよな。なので結局はキズクモ時代と同じ格好になった訳だ。
ちなみに、それでも神楽坂が俺を発見出来たのはこの姿を見慣れている5人のおかげだろう。
「で、幾らになった?」
「50万ドラクマ弱って所かな。アクセルの名前が思ったよりも広まってたみたいで予想していたよりオッズは高くならなかったのよ」
「まぁまぁ。それでも1回の戦いで倍近くまで増えたんだからそう気を落とすなよ」
トレジャーハンターのリーダー格であるクレイグが、神楽坂を励ますように言う。
それを聞いた神楽坂も小さく頷いてすぐに元気を取り戻す。
バカレンジャーなだけにポジティブなのは救いだよな。
その様子に苦笑しながらも俺もまた口を開く。
「それに、今日はまだネギの試合もあるんだろう? そっちにも全額賭ければもしかしたら今日で100万ドラクマ達成するかもな」
「うーん、それはあるかも」
何かの雑誌を見ながら朝倉が呟く。
「朝倉さん? その雑誌は?」
「ん? あぁ、これ? ナギ・スプリングフィールド杯に参加する選手の紹介とかが載ってる雑誌」
あやかの質問に、持っていた雑誌を軽く振って見せる。
「これによると、ネギ君達の相手は優勝候補の一角らしいのよ。つまり、当然オッズ的にネギ君達がかなり高くなると予想されるわ」
「へー
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