12WALRUS(War of the Advanced Loval Race for Unborn Skeleton)襲撃
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「お兄様、敵シュミクラムは私が撃破します」
「頼む」
「はい。ファンネル、行ってください」
無数のファンネルが解き放たれる。
「お兄様、構造体は一部破壊しても大丈夫ですか?」
「ああ、ダメな場所はわかるよな?」
「はい。でしたら、こうします。メガ粒子砲、撃て」
左右に2基の計4機の胸部メガ粒子砲を放ち、壁を破壊して一気に通路を作った。わらわらとよっとくるWALRUSに対しては簡単だ。
「邪魔です」
24機ものファンネルが敵の頭部をピンポイントで破壊していく。
「凄いですね」
「メイ、行くぞ。レインは最後尾でジャミングを展開しながら付いてこい」
「「了解」」
目的に最短距離で進んでいると、流石に妨害者が出てくる。
「やぁやぁやぁ、君達。いったいこんな所になんの御用かな? フェンリルが来るかと思ったんだけどね」
黄色いシュミクラムにこの声はWALRUSのスポークスマン・フリントか。
「ち、邪魔だな……」
「そんなこと言わずに遊ぼうよ! さぁ、さぁ、楽しくね!」
「こっちの目的はカティア・グットマンとフランツィスカ・グットマンの救出だ」
「なるほど、騎士気取りかい」
「そうだ。メイ、殺れ」
「うん。いいのかな……ごめんね。えっと、私は帰ってきた? あ、これでロックが解除されたね」
「おい、何をする気だ……」
メイが施されたロックを解除して、バズーカを構えた。
「えい!」
可愛らしい声がした後、アトミックバズーカが発射された。
「ふん。そんな遅いものでボクを捕らえられるはずないじゃないか」
フリントは避けた。だが、俺たちはサイサリスの盾に搭載した防御装置を展開して隠れる。
「おい、まさか……馬鹿か貴様らぁああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
着弾と同時にエネルギーが膨れ上がり特大の爆発を起こす。キノコ雲がネットで確認された初めての日だ。フリント?
消し飛んだよ。施設の大半が崩壊しているが、こちらと地下は問題無いだろう。
「AP、母さんは無事?」
『はい。こちらで確認を取れています。事前に渡された防御装置を発動したようです。アトミックバズーカのデータも取れました。予定通り、殆どのダメージは上に行っています』
「ありがとう。これより突入する」
「「『了解』」」
出来た大穴に飛び込んで、降下していく。後残るのはヴォーダンだけだ。
「次は核が使え無いな……」
『ご主人様、エセルドレーダさんから報告です。地上の制圧を完了したとの事です。カティア・グットマン、フランツィスカ・グットマン両名のリアル・ボディの奪取に成功
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