八話 「補殺」
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はないか)
なかったらいいなぁ……有り難いけどさ。
……………
まあそれはさておき。
俺は水、ということなので水風船を使っている。
そもそも水の属性修行など全く分からなかった。
風なら原作で主人公がやっていたので分かる。たとえ火だったとしても分かる。何か燃える様になればいい。
雷でもいい。とりあえず痺れればいい。
土でも良かった。何か柔らかくなくなったり硬くなったりイメージできる。
だが、水と言うのは全く分からない。
濡れる? だから何。凍る? それ氷遁。
色々悩み、考え抜いた結果“形の自由さ”を思いついた。つまり、形態変化の様なものだ。
水風船を使い、水の形を様々に変える。球だけでなく、棒状や円盤状などに。最終的にはこれを応用して術の効果範囲を自由に変形できでもしたら万々歳だ。
手の中にある水風船を見る。
既にそれは球ではなく、結構平べったくなっている。とりあえずの目標は円盤と棒だ。もしそれが出来るなら利用案も頭にはある。
白にも水の属性変化で似たようなことはさせている。
水風船、といえば螺旋丸の第一段階は俺もクリアしこの間第二段階に入った。
白もまだ二段階目だ。属性の相性的に水を使った第一段階は早かったが、二段階目はそうではないからだろう。
もっとも、既にゴムボールに穴自体は開けているのだが。破裂する様に穴が開くのも時間の問題だろう。ほんと、チャクラ量の問題だとしか思えない。俺の方はまだだいぶ先で今年中には無理だろうが。
そんな事を考えながら俺は手の中の水を変形させ続けた。
「次お前な! ちゃんと三十数えろよ!」
その声と共に皆が一斉に駆けていく。
年頃はみな小さく、白と同い年くらいから俺と同じくらいまでの歳の子供たちだ。
あれから数ヵ月。いくら鍛える必要があるとはいえ毎日鍛錬をしているわけではない。今日はその類の日で、知り合いの子供たちと適当に遊んでいるのだ。
交友関係は大事です。何に使えるか分からない。精神の差の性でイラっと来ることもあるが、まあこの歳の子供ならこんなもんかと理解できるから気にはならない。
まあ、色々とあるのだ。
「…三十、と。さっさと探すか」
数えて振り返る。
場所は街から少し離れた開けたところ。程々に木々が生茂り隠れたりするには絶好の場所だ。
種目は缶けりの様な物だ。この中に隠れた奴らを探すとしよう。
「今日は白いないからすぐ終わるだろ」
いつもならいるが、今日は用事でいない。他は全員普通の子供だ。
そう思い、一人目の方へ向かった。
三分で全員見つけて捕まえました。
「つまんねー。イツキ鬼だと早すぎ」
座って
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