八話 「補殺」
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最初の方が難易度が低く、後ろに行くほど高い。ご丁寧にランクも書かれている。
E〜Cランクとほんの少しBが有ったかなかったといった所だった気がする。親バカ過ぎる。
俺はまだEランク以外はほとんど出来ていない。Dランクで出来るのが少しあるくらいだ。まあ、まだ時間はあるから少しずつやって行けばいい。
「この辺のとかやるには、形態変化とか必要なんかね……」
「そうだと思います。こっちの方は逆に……」
適当に白と会話を交わす。まあどっちにしろ、自分にはまだ手が届かないという事だ。
満足したので巻物を閉じる。
閉めたら次に見るにはまたさっきの事をしなくてはいけない。ちなみに、普通に開けると『お母さんのお料理レシピ?』が書かれている。自重しろと叫びたい。
特殊な二枚重ねであり、一定の手順を踏むと下の紙が浮かび上がるのだ。無理に見ようとすると燃え上がる。
登録された者の血でしか開けない。ちなみに登録の仕方は簡単で、解除した状態で巻物の最後の所定の所にチャクラを込めながら名を書き血で拇印を押せばいい。白はもう登録してある。
(最初の頃は指を噛み切るの痛くて苦手だったなぁ……もう慣れたけど)
そんな事を思う。
さっさと次の事をしよう。
「じゃあ、属性変化やるか」
「はい」
自分は水風船を。白はそこそこの太さの木の棒を持って座り込む。
属性変化。
形態変化が形の変化なら、属性変化は性質の変化だ。
火風雷土水。基本とされる五つの性質を強化し、術に組み込む際に必要とされる技術。既存の術に組み込み新術を作ったりもできる。
一人一人それぞれ得意な属性があると言われており、俺は水。まあ、順当過ぎる。
白は風と水。
氷遁、だっただろうか。血継限界の能力である術における性質の複合。いくつかの性質を掛けることで新しい属性になるとされていた気がする。氷の場合それは風と水だったのだろう。羨ましい事だ。
まずは風という事でそれを重点的にさせている。まあ、水の方もさせているが。
一つ一つをちゃんと出来る様になれば複合も出来るだろう。応用は基礎の先だ。
原作でナルトがしていたように滝は出来ない。まだ見つけていない、というかあるか分からないしそもそも影分身出来ない。
(人数分経験値アップだっけ……チートだよなぁ。木の葉行ったら何とか手に入れたい)
まあ手段は考えているからいい。
白は木の棒を使っている。原作では他に葉っぱも使っていたが、その程度既に白は切れる。
手に握った程々の太さの木の棒を切る。出来たらもっと太いやつを、更に太いやつを……という具合だ。
これが出来て行ったら、色々と利用価値が出てくるので頑張ってほしい。
(最終的には木を切り倒せたり……
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