TURN91 アステカの女神その十一
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はありませんでした」
ゲーペもこのことは言う。
「覇気はありましたが」
「あの男には覇気はありません」
ジューコフもそうした見立てだった。
「小才はある様ですが」
「暗殺もしますか?」
ここで言ったのはゲーペだ。
「ゾルゲ大佐の手で」
「今は止めておきます」
カテーリンは首を横に振らなかった。
「ゾルゲ大佐には引き続き調査をお願いします」
「畏まりました」
「今は頃合を見て太平洋諸国に宣戦布告です」
これを優先させるというのだ。
「そうしましょう」
「わかりました」
全員がカテーリンに敬礼する、ソビエトは今は開戦の時を伺っていた、さながら獲物を狙う巨大な熊であった。
TURN91 完
2013・2・18
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