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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
八十三話:ラインハットの宿で
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!!まもる!!』
そんな顔って言われても。
そんなことより、ダメなのか、やはり。
スラリン当人にその気が皆無である以上、無理か、本当に。
「……はー……。……うん、わかった。仕方ないよね……」
仲間にする段階で、性別とかわかんないけど。
女の子の、可愛いヤツが今後仲間になることを祈ろう。
「……」
「……ヘンリー殿!いけませんぞ!ここで、絆されては!」
「……わかってる!」
「……あ。そう言えば、スラ風号って」
「
男
(
おのこ
)
にござります」
「…………そう…………」
男ばっかりか、このパーティは。
逆ハーか。これも、逆ハーなのか。
……可愛い女の子に囲まれたいんですけど、私は。
恋愛対象外なら別にどっちでもいいとは言え、それでもどっちかと言うと。
一緒にお風呂でキャッキャウフフとかイチャイチャ添い寝とかできないなら、やはり愛玩魔物も女の子のほうが!
変に保護者とかいなければ、そこは本当にどっちでも良かったはずなのに!!
……あー、早くモモに会いたい。
ビアンカちゃんに会いたい。
フローラさんにも出会いたい。
潤いが、足りない!!
「はあ……」
「……ヘンリー殿。ドーラ様の色香に惑わされ、覗きなどという不埒な真似はよもや」
「しねえよ!!」
「ならば、良いのですが。……間違いの起こらぬうちに、やはり戻られたほうが」
「だから無い、ってか危なくてお前だけに任せるとかできるか!」
「なんですと!?この期に及んで拙者の忠義をお疑いに」
「まだ初日でなんもわかんねえだろ」
なんかうるさいなあ、人が物思いに耽っているというのに。
仕方がないので一旦中断して、二人に視線を向けます。
「二人とも……喧嘩は、やめて……?」
可愛いモモとビアンカちゃんを思い出したいのに、気が散るから。
「……」
「……」
お、静かになった。
よし、これで落ち着いて妄想できるわ。
はー、モモもビアンカちゃんも可愛いなー、思わず顔がにやけてくるわー。
「……ヘンリー殿。ドーラ様はいつも、このような」
「……いや。今日は特に、ひどいな」
「……心して、お守りせねば」
「ああ。間違っても近付けるなよ、妙な男は」
「当然にござる」
なんかぼそぼそ聞こえるが、邪魔になるほどでは無いので気にしない。
あ、お風呂に着いたし、あとはゆっくり温まりながら。
じっくり潤う妄想に、浸ってくるか。
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