ナツVSエルザ
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れにエルザを逮捕するって言うのも変だよね。エルザより問題起こしてる人がいるのに。2人程」
「まぁな・・・普通逮捕するなら多く問題を起こしてる奴だよなぁ」
「それってどういう意味かしら?」
「絶対・・・絶対何か裏があるんだわ」
一方こちらは評議院フィオーレ支部。
そこに連れてこられたエルザは、ある男と出会っていた。
「ジークレイン」
そう。先ほどのあのジークレインだ。
カエルが跪き、エルザは身構えた。
「久しぶりだな・・・エルザ。そう身構えるな、これは思念体だ。俺の『体』はERAにある。あの扉の向こうにいるじじい共も全員思念体さ。こんな小せぇ案件でわざわざ出向く訳ないだろう」
「そうか・・・これは貴様の仕業だったのか。くだらん茶番だ」
「心外だな・・・俺は妖精の尻尾を弁護したんだぞ」
この2人は仲が悪いようだ。
現にエルザはジークレインが出てきてからずっと身構えている。
「まぁ・・・いいが、裁判前にお前に会いに来たのは他でもない・・・」
そう言うとジークレインはエルザの顎を右手で持ち、顔を近づけた。
「『あの事』はじじい共には言うな・・・お互いの為にな」
ボソッと呟かれたが、エルザの表情は変わらない。
「では、扉の向こうで待っている。評議員の1人としてな」
そう言い残し、ジークレインの思念体はフッと消え去った。
頭を上げたカエルが震えつつ、エルザを見上げる。
「あ、あんた・・・凄い人と知り合いなんだな・・・」
だかエルザは全く表情を変えず、ただ一言言い放った。
「悪だ」
そしてこちらは妖精の尻尾。
「やっぱり放っておけないっ!証言をしに行きましょ!」
「ルーシィ」
ガタッとルーシィが立ち上がる。
「まぁ、待て」
「何言ってんの!これは不当逮捕よ!判決が出てからじゃ間に合わない!」
「落ち着きなさいな」
興奮するルーシィをティアが宥める。
「今からではどんなに急いでも、判決には間に合わん」
「でも!」
「出せー!俺を出せー!」
「本当に出してもいいのかしら?」
変わらず騒ぐトカゲナツにそうティアが問いかけると、突然ナツは黙りこくった。
大人しく、ポリポリと頬辺りを掻いている。
「・・・全く」
「どうしたナツ、急に元気がなくなったな」
その反応にティアは呆れたように席に座り、マカロフはニッと笑った。
「かっ」
「ぎゃっ!」
そしてマカロフがトカゲナツに向かって魔法をかける。
するとトカゲはナツに・・・ならずに、なぜかマカオになった。
「マカオ!?」
「え
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