ナツVSエルザ
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るのだ。
「・・・た、確かにナツやグレイの漢気は認めるが・・・『最強』と言われると黙っておけねぇな。妖精の尻尾にはまだまだ強者が大勢いるんだ、俺とか」
空気を変える様にエルフマンが言う。
アルカの恐ろしいオーラで声が震えているが。
「最強の女はエルザで間違いないと思うけどね。あとティアも」
「実力的には同じくらいだもんね」
「ティアの場合、問題ばっかり起こすから『最強』って付いたんだけどね」
「ティア以上の女問題児はいねーからな」
「最強の男、となるとミストガンやラクサスもいるし『あのオヤジ』も外す訳にはいかねぇな」
レビィ、ルー、ハッピー、怒りを鎮めたアルカ、ジェットが最強についてそれぞれ意見する。
「私はただナツとグレイとエルザとルーとアルカとティアが1番相性がいいと思ったのよ」
「あれ?仲が悪いのが心配って言ってませんでした?」
「なんにせよ、面白い戦いになりそうだな」
「そうか?俺の予想じゃエルザの圧勝だが」
「そういえば、このあとティアもナツと勝負するんだよね?」
「アイツがエルザとの勝負で死んでなければね」
日に焼けるのが嫌なのか、真っ白の日傘を差したティアが興味なさげに呟く。
「こうしてお前と魔法をぶつけ合うのは何年ぶりかな・・・」
「あの時はガキだった!今は違うぞ!今日こそお前に勝つ!」
「今でも十分ガキよ」
「何つったティアァァァっ!」
はっきり聞こえていたようだ。
「私も本気でいかせてもらうぞ。久しぶりに自分の力を試したい。全てをぶつけて来い!」
そう言うとエルザは赤と黒を基調とした鎧に換装する。
いつもは下ろしてある緋色の髪がツインテールになっていた。
「炎帝の鎧だと!?耐火能力を持つ鎧だ!」
「あれじゃナツの炎が半減されちゃう!」
「さすがエルザ、本気ね」
その鎧を見てアルカとルーが驚愕の言葉を、ティアが感嘆に似た言葉を口にする。
そしてその様子を見たハッピーは・・・。
「やっぱりエルザに賭けていい?」
「なんて愛の無いネコなの!」
ナツに賭けていたお金をエルザに賭けなおした。
どうやらナツに勝ち目はないと思ったのだろう。
「あたし、こーゆーのダメ!どっちも負けてほしくないもん!」
「意外と純情なのな」
「ティアはどっちに賭けるの?」
「賭け事は嫌いだけど、賭けるとしたら当然エルザね」
そんな会話をしている間にも、ナツはニヤッと笑っていた。
「炎帝の鎧かぁ・・・そう来なくちゃ。これで心おきなく全力が出せるぞ!」
そう叫んで両手に炎を纏う。
お互いがお互いを睨み合い、そして。
「始めぃっ!」
マカロフの号令で動き出した。
それと同時に歓声が上がる。
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