後日談13 優理のデバイス
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「はい、分かりました。なら先に済ませちゃいましょう。………アギトちゃん」
「じゃあ行ってくる!」
「ああ」
そう言ってアギトはウーノさんに連れられて行った。
「………って俺達はどうやって行けば!?」
「それは私が引き継ぐよ!」
そう言って現れたのは私服姿のセインだった………
「ああ、いらっしゃいっス〜」
そう言って出迎えてくれたのはシーサーの着ぐるみを着て寝そべって漫画を読んでいるウェンディ。
桐谷から貰った沖縄のお土産で貰ったシーサーの着ぐるみをとても気に入ったらしく、家にいる時や、近くに出かけるときに着て出ている。
俺もばったり会ったが、意外に似合っており、そんなに違和感を感じなかった。
「ウェンディそれ好きだね」
「私の趣味にバッチリフィットっス!!」
「変わっているな本当に………」
そんな夜美のツッコミも虚しく、ウェンディとライの会話は更にヒートアップする。
「セイン達は何でこっちにいるんだ?」
「夏休みだし、桐谷も加奈もどっちもミッドに行っちゃって家に誰も居ないんって言うから帰ってきたの」
「ああ、だからノーヴェはあんなに暗いんですね………」
そう言って視線はソファーに座ってるノーヴェに。
桐谷から貰ったお揃いのカップを持ちながらコーヒーを飲んでいる。
「フェリアお姉ちゃん、どうしたの?」
「いいんだ、キャロ気にしないでくれ………」
何故かノーヴェと同じように暗くなるフェリア。
一体どうしたんだろう?
「………」
「あら、さっきからどうしたのですか優理?きょろきょろと誰かを探してるみたいに………」
星の言う通り、さっきからきょろきょろと忙しない優理。
「ねえセイン、クアットロは?」
「クア姉?さっきミッドから帰ってきて汗を流しに行くってディエチと大浴場に………」
「トーレさんも見てないな」
「トーレ姉はランスター家に。ティアナって娘の戦闘訓練をしているらしいよ」
ティアナ、原作より強くなるのは確実になったな………
「ふう………いいお湯だった」
そう言って入ってきたのは湯上りのクアットロとディエチ。
「あら?みんな来てたの?」
「クアットロ!!」
そんなクアットロに優理が飛びついた。
俺も含め、その場に居た全員がビックリしてその場から動けなくなっていた。
「優理、久しぶり。元気にしてた?」
「うん!クアットロは?」
「私はいつも通りよ」
そんな素直な優理の言葉。
とても同一人物には思えない………
「しかし本当に良い子ね、私もこういう妹が欲しかったわ」
「私も嬉しいです!!」
猫被ってるのか、これが優理の本性なのか………
「えへへ………」
「零
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ