後日談13 優理のデバイス
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のスカさんも呆れ気味である。
あの後、即スカさんに連絡し、事の説明をした。
やはりデバイスは必要だ。このままじゃ優理と戦闘訓練出来そうにない。いつか絶対に死ぬ。
因みにスカさんとの連絡は大きなディスプレイを出してみんなも見ている。
「本当に今まで良く生きてたな………」
星達もであるが、俺の場合はブラックサレナの装甲が持っていかれたりしたのに、全く気がついていなかった。
星達も所々ボロボロになりながらもやはり経験が違うのか、一度も負けずに勝っていた。
攻撃はもの凄いのだが、いかんせん守りが弱かったりするのだ。
『まあそれでも優理君が無意識に手加減してくれた事もあるね。映像を見る限り、殺す程の威力は無かったみたいだしね』
「それであの威力………スカさん、優理のデバイス作ってくれないか?」
『あるよ』
「ああ、あるって………えっ、あるの!?」
『ああ、あるよ。明日にでも来てみると良い。こっちで準備しておくよ、では』
そう言って唐突に通信が切れたのだった。恐らく準備をしに行ったのだろう。
でもせめてちゃんと別れの挨拶をして来てくれよスカさん………
「いらっしゃい、待ってたわよみんな」
「こんにちはウーノさん」
移転したアジトはとある管理外世界にあり、相変わらず広いが、それでも前よりは狭くなった。
「おお〜前みたいにボスの研究所じゃ無くなってる!!」
「ええ、流石にあの雰囲気は嫌だったのでドクターは嫌がってましたけど私が撤去しました」
前みたいな暗い通路では無く、普通の家と同じような通路で、水槽があったり、花が置いてあったりと華やかになっている。
「前より雰囲気が良くなりましたね」
「そうだな。やはり家とはこういう感じでリラックス出来る場でなければな」
夜美の言うとおりだな。
我が家も心休まるし、やはり家は重要だ。
「だが、帰った気がしない………」
「まあ確かに………」
「戻ったって気はしないだろうな………前とは大違いすぎる」
それほど前とは違っていたのである。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
「どうしたキャロ?」
「アギト、どこ行ったの?」
「ああ、アギトなら………」
そう言って俺のシャツの胸ポケットからひょっこり出てくるアギト。
「あれ?何でそんな所にいるの?」
「………だってスカリエッティに会ったらまた調べられるかもって………」
「そう言えばあれ以来見てもらってないし、やってもらえば………」
「絶対に嫌だ!!!」
まだ駄目なんだな………
またスカさんが泣く羽目になりそうだ。
「分かりました、なら私が見ますのでそれでどうですか?」
「ウーノなら良い!!」
「すいません、それじゃあお願いします
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