1章 平穏な生活に終止符
第七話「課外活動B」
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第七話「課外活動B」
気がつけば僕は空を眺めていた。服もボロボロ…。見渡す限り僕の周りには誰一人としていなかった。
シャイン
「泣きてえ…。」
…。身体のあちこちが痛い。酷いよな。どんだけ変な偏見持たれてるんだか…。
シャイン
「っ? や、やめてくれ?」
地面に突っ伏してる僕の前に木の枝がが現れ…つつかれてる。おい、これどういうことだ?
シィラ
「どうしたのさ…そんなとこで転がって。」
シャイン
「いや、そうしたい訳じゃないんだよ。見ればわかるだろう?」
シィラ
「うん。服ボロボロだからすぐわかる。あの暴動でしょ?」
へぇー。あれ…暴動ってことになったんだ…。
明らかに袋叩きにされてた気しかしなくもないけどね。
シャイン
「なぁ…見てないで、僕の手を引いてくれないかい?」
シィラ
「ごめんごめん(笑)」
起き上がり、彼女の顔を再確認すると、なにかと整っている。まさに自分好みだった。髪型といい、その声のトーンからしてメルに負けないくらいだった。
シャイン
「ありがとう。君は?」
シィラ
「アタシ?シィラだよ。そんな君は?」
シャイン
「シャインって言うんだ。」
なんとも軽いその口調は僕にとっても話しやすい相手だった。いや、誰に対しても話しやすいのかもね。
シィラ
「それで、シャインはどうしてこんなところで寝てるのかな?」
シャイン
「いやいや、だから寝てたわけじゃないってw」
シィラ
「じゃあどうしてそこでゴロゴロしてるのかな?」
シャイン
「いや、いい変えたところで変わらないんだけどさ…。それに、何さ…ゴロゴロってw」
安定のツッコミをかましながらも僕は彼女との会話を楽しんでいた。そんな彼女も僕を見て笑顔を浮かべていた。
シャイン
「アハハ…ハハ。」
シィラ
「ニヒヒw」
何か違う…うん。何か違うよね…。こういうのもいいけどさ…。悪い予感しかしないんだけど…いつもさ…こういう時にあるのって…
メル
「いたいた。先生たちも来て下さい。」
国語の教師
「おーぉー。さっきは悪かったな…さっさとずらかるぞぉ(笑)」
ざけんな…。タイミング悪…。マジふざけんなよ…。僕の楽しみを奪うんじゃねぇ…。
シィラ
「どうしたの?シャイン。」
シャイン
「ん…ん!?ぁ、うん。なんでもない。(ちくしょう…早く帰ってくれよぉ…。)」
シィラ
「あれあれー?何か隠しているなぁ?」
うぐっ…顔近い…近いよ!!ち、近い…。
シャイン
「とにかく…何もないよ。うん。」
シィラ
「本当かなぁ?アタシに嘘なんてお見通しだよぉ?」
うぉ…ぉ…。も
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