1章 平穏な生活に終止符
第七話「課外活動B」
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みると二人して僕の顔のちかくまで寄ってきた。
シィラ
「恩人だから。」
ち、近いです。はい。
シャイン
「な、なに?恩人?」
メル
「まぁ、シィラさんが自己紹介の時にね…うっかり「異能者です。」なんて言ったからクラスに馴染めなくて…。」
シャイン
「ぁぁ…それでお前がここに招いたんだな。」
へー。シィラって異能者だったんだ。嬉しいっちゃ嬉しいけど…なんか実感湧かないなぁ。
シィラ
「姉御、アタシに"さん"なんていらないよ(笑)
アタシたちもう友達じゃない。」
メル
「それもそうね。」
姉御と呼んでいる時点で間違っている気がするけど…。ここはあえて言わない方が…
メル
「何よ、シャイン…何か言いたそうね?まぁ、あなたのことだからしょうもない事なんでしょうね。まぁその時はその時ね。」
これだから言わない方がマシってことなんだよね…ハハ…本当女って恐ろしい。
シャイン
「な、なんでもないさ。どうぞ続けてくださいな…ハハ…アハハ。」
メル
「相変わらずだわね。」
あんたが怖いからそうしてるんじゃないか。何が起こるかわからないし…ついこの前なんか腹パン…うぅ。思い出したくもない。
ユウタ
「ところで…シャイン先輩…。勝負の件なんですけど…。」
ぁぁ…そういえばそんなのもあったっけな。
この場合…僕が気絶した時点で何も言えないよね。かといって放棄ってのも気が進まない。
シャイン
「そ、そうだね。まぁ、ナシってことにしようよ。僕も散々な目にあったし。(主に、顧問とかメルとか…)」
ユウタ
「そうですか。ならよかったです。」
よかったって?どういうことだよ。なんで溜め息なんて…。なんか嫌な予感が…。
ユウタ
「よかったですね。もし先輩がそう言わなければ、俺ら、命なかったっすよ。」
シャイン
「は?」
ユウタ
「それがですね…もし先輩が和解を望まないと言うのなら…あの人が…殺しちゃうらしいですよ…。(小声)」
ま、まさか…。嘘だろ…一歩判断を誤っていたら…死んでいたというのか!?どういうことだよ。
メル
「あら、話しちゃったのかしら?」
ビクッ…!?
ユウタ
「ん?な、何のことかな?」
シャイン
「うん、何のことかさっぱりだなぁ?」
僕は嫌々、ユウタと肩を組みなんとかその場を凌ぐため、引きつった笑みも浮かべてやった。
どうして…こんな目に合わなきゃならないの?ねぇ、誰か教えてよ?誰か?
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