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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第157話】
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不服なら織斑先生に言えよ?こんなところで一人ごちても仕方ないぞ?不満なら言うのが筋だ」
「……断る、私は自分より立場が上の人間に対して何かを言うつもりはない」
「……そっか」
静かにそれだけを告げ、俺は素手で構える。
「……貴様、やる気あるのか?」
「ん?あるよ?」
「なら何故素手なのだ!?私を馬鹿にしてるのか!?」
「……いちいち構えに対して文句を言われる筋合い無いぞ?」
「……ッ!!」
別に挑発してるつもりも無いのだが、篠ノ之にはこれが挑発に見えたらしい。
と、試合開始のシグナルが点灯し始めた。
昨日と同じ様に、遠方からカモメの鳴き声が聞こえ、遠くには貨物船の行き交う姿が確認出来た。
海面は少しだけ荒れた感じだが、その穏やかな青は見ていて心地がいい。
そして、シグナルが緑へと変わると模擬戦が開始された――。
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