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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第157話】
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ない気がした。



「おー、有坂くんだー。手伝ってけー」

「む?宇崎か……あいよ。――これは、打鉄用パッケージか?」


 見慣れないパッケージを見ていると、宇崎が答える。


「おー。超長距離射撃用パッケージ『撃鉄』だー」

「ふぅん?あの刀だけの防御型ISにこんな長距離射撃用パッケージがあるとは……」


 言ってそのパッケージに触れる。

 夏の日差しのせいか、結構熱がこもっていた。


「……てか打鉄ならその防御力の向上目指せよ。装甲は確か貫通性スライドレイヤーだっけ?何か適当に着けたような名前だが――貫通に強いなら打突とかレイピアとかに強そうなのに普通に装甲破壊されるし」


 そんなことを言いながらも、俺はそのパッケージをコンテナに収納していく。


「……これだけの様だな」

「うんー。有坂ー、ありがとー」

「おぅ。銃は持たないようにな」


 そう告げてその場を去る。

 ……何だかんだで結構手伝わされてるよな、俺。

 ……と、突如一年生全員に呼び掛ける声がビーチ一帯に響きわたる。


「一年生、注目!……撤収作業中だが、私が思っていたよりも直ぐに済みそうだな」


 声の主は織斑先生だ。

 拡声器無しで響き渡るその声には威厳が満ち溢れていた。

 流石に作業中の生徒も先生方も、作業停止し織斑先生の言葉を訊いていた。


「――そこでだ。空いた時間は専用機持ちの模擬戦を見てもらおうと思う。専用機の持たない一般生徒も、模擬戦を見ることで勉強も可能だからな」


 その言葉に、流石にざわざわとざわつく。

 突如模擬戦の開催だからだろう――まあ、俺は昨日訊いてたから知ってるが。


「有坂緋琉人!前に出ろ」

「了解」


 言われ、前へと出ると皆の視線が俺に集中した――と、ムラクモが。


『ヒルト、注目されてるね?』

『……そりゃ、いきなり呼び出されたからな。――何か怒ってるか?』


 ムラクモの声色が少し違い、何だか怒って聞こえた。


『……別に。ヒルトって誰にでもキスされるのかなーって。腰に腕まで回すし』

『…………申し開きはないな』

『……むぅ。……まあだからって私は嫌いにならないけど、面白くはないかな……』

『……そっか。出来るだけ自重する。――流石に節操無しだとな』


 そう返事をすると、ムラクモの声が聞こえなくなる――と。



「……ヒルト、時間が取れたから昨日言った通りだ。リベンジの機会だぞ……」

「……リベンジ?誰にですか?」

「……フッ。篠ノ之に決まっているだろ?――篠ノ之!ISを展開しろ。お前の模擬戦の相手は有
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