幼年期編
第2章
美琴ちゃんの彼氏(暫定)を餌付けしよう by 美鈴
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くれると思っていたのに。
私はいぶかしく思いながらも、リビングの方に入っていった。さっきまでカメラで見ていたので空き巣や強盗という心配はないだろうし。
「美琴ちゃ〜ん?」
「ママ、静かに」
リビングのソファの方から美琴ちゃんの声がするのでそちらを見ると、今日の公園の光景が繰り返されていた。
要は当麻くんを膝枕する美琴ちゃんの図である。
「ごめんごめん」
「うん、おかえりなさいママ」
私はいまワクワクしている。さっき決まった話をすると美琴ちゃんがどんな反応をするのかとか、詩菜さんと今日は飲み明かせるぞーとかいろいろだ。
「あ、そうだ美琴ちゃん」
「ん〜、なにママ」
「当麻くん今日はうちに泊まることになったから」
「え?」
わたしがそう言うと美琴ちゃんは一瞬だけ固まって――
「えぇぇぇぇーー!!ちょ、それってどういうこと!!」
――好きな子とのお泊りが恥ずかしい思春期の少女みたいな反応を見せたのだった。
「あ、あとこれ決定事項だから」
今日は楽しい夜になりそうだ。
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