幼年期編
第2章
美琴ちゃんの彼氏(暫定)を餌付けしよう by 美鈴
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あっているでしょうか?」
『はい!わたしが当麻さんの母です。…あの御坂さんでしたか?当麻は…』
「あ、今は私の娘と一緒の遊んでます。
本当はご自宅の方に送ってあげれば良かったんですけれど、うちの子と当麻くんが妙に仲良くなってしまっていたんで引き離すのも忍びなくて」
『…良かった。無事ならいいんです、あの…あとで当麻のことお迎えに上がりますんでいつごろなら都合いいでしょうか?』
「そのことなんですけど。いまからどこかで話せないですか?」
『…わかりました。喫茶佐天なんてどうでしょうか』
「あ、そこなら家から近いですし、OKですよ。じゃあ30分後にそこの一番奥の席で、奥があいてなかったらその手前というかんじでいいですか?」
『あ、はい。わかりました』
とりあえず約束を取り付けた。時間は早く付いてしまうが問題はないだろうと思い喫茶佐天に向かう。
喫茶佐天は個人経営のこじんまりとしたお店だ。
ただこの辺の主婦の皆さんからは結構人気のあるお店でおやつ時の3時ぐらいはいつもにぎわっている。
今の時間は午後1時過ぎ、まだ込んでいない時間帯なのでたぶん座れるだろう。そんなことを考えているうちに店の方に着いた、所要時間は5分といったところだろうか。
「いらっしゃいませ〜、ってあら美鈴さんじゃないですか?」
「あけみさんお邪魔するわね。あと紅茶よろしく!葉の種類はマスターのお勧めでお願い」
「了解です。いつものようにしときますね」
「うん、それでお願い」
私は店に入るとこの店のマスターの佐天あけみさんに声をかけ、注文をしてから席へと向かう。やはりこの時間はガラガラでお客さんは一人も入っていないようだ。
私は迷わずに一番奥の席に向かうとそこ腰掛ける。そこで一回伸びをした後バックを開けそこからノートPCを取り出した。
「さて確認、確認っと」
私はノートPCを起ちあげるとあるソフトを起動した。そのソフトはあるカメラから送られてくる映像を見ることができるというものだ。
(さぁこれで美琴ちゃんと当麻くんの様子でもみとこうかしらね)
ちなみに繋がっているのは御坂家に仕掛けた10個ほどのカメラだ。もちろんマイクもいろんなところのに仕掛けてあるのでちゃんと音もとることができる。
「はい、どうぞ」
そんなことをしている内に紅茶を入れ終わったのかあけみさんがこちらにやってきていた。カップを二つ持って。
「えっと?」
「暇だから相手してくださいよ。普段なら涙子たちがいるんだけど、いまお昼寝しちゃってて」
「まぁいいけど」
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