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バカとテストと召喚獣 〜失った少年〜
第1章 僕と文月学園。
九時間目   許せない人
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........。
またも、静寂。一体何なんだろう。
「まぁ、とにかく秀吉。用意してくれ!」
「う、うむ......」
その場で生着替え。
女子の生着替えだと!?
「ブォッハァ!(ブシャァァァァァァ)」
変な声を発しながら鼻血を噴出し、床に倒れる僕。
...この出血量、相当やばいんじゃ...
...まぁ、いいか...
「み、みんな、先に、行くよ...」
「マ、マス○ング大佐ァァァ!」
「僕、マスタ○グ大佐じゃないから!てゆうか、どうしてそうなったの!?」
「鼻血噴出してる姿が、妙に指パッチンからの炎に似てたから」
とりあえずティッシュを鼻につめ、秀吉の生着替えが終わるのをまってからみんなの方を向く。
「んじゃ、Cクラス行くぞ」
雄二と秀吉が教室から出ていく。
「あ、僕らも行くよ」
そして、僕と明久も続く。

―☆―☆―☆―

「さて、ここからは済まないが1人で頼むぞ、秀吉」
まぁ、Aクラスからの使者になりすます以上、僕たちが同行してたらバレちゃうよね。
「気が進まんのぅ...」
「そこをなんとか頼む」
「むぅ....仕方ないのう...」
「悪いな。とにかく挑発して、Aクラスに敵意を抱くよう仕向けてくれ。お前ならできるはずだ」
(ねぇ、明久、秀吉ってモノマネとかうまいの?)
気になったので、明久にちょっと聞いてみる。
(うん。演劇界のホープって呼ばれてたりするほどの腕前だよ)
へぇ〜。秀吉って演技すごくうまいんだ。
ということは、秀吉の演技で秀吉の姉か妹の性格とかわかるのか。
秀吉の姉妹だから、性格もかなりいいんだろうな〜
これは楽しみ――
『静かになさい、この薄汚い豚ども!」
はい、僕は何も聞いてませんよー。
『な、なによアンタ!』
もしほんとに言ってたとしても、何かと言い間違えただ――
『話しかけないで!豚臭いわ!』
もうだめだ...!
僕の中で秀吉の姉妹はかなりのドSという評価で決まってしまった。
―あの人と仲良くやっていけそうな人だ。
僕のなかで、恐ろしすぎる幼馴染が浮かぶ。
ま、まぁ、もう会わないだろうし大丈夫だろう。
なんか、僕をいじめるだけのためにここまでやってきそうだけど...
『アンタ、Aクラスの木下ね?ちょっと点数がいいからっていい気になってるんじゃないわよ!何の用よ!』
『私はね、こんな臭くて醜い教室が同じ校舎にあるなんて我慢ならないの!あなたたちなんて豚小屋で充分だわ!』
『なっ!言うにことかいて私たちにはFクラスがお似合いですって!?』
別にFクラスとは行ってないけど小山さん!
『手が汚れてしまうのは嫌だけど、特別に今回はあなたたちを相応しい教室に送ってあげようかと思うの』
もう僕は、秀吉の姉妹が恐怖の対象となっている。
『ちょうど
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