修学旅行編
第九話
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あああああああああ!!!」」
アスナさんと刹那さんも同じだったようで、お互い戦っていた相手を倒したり振り切ったりすると、女の人の方に突撃した。でも・・・
「無駄だ、小娘ども!!」
前に出たデッドエンドが腕を振るっただけで二人は吹き飛ばされてしまった。
「邪魔をするな!!!」
それでも、刹那さんは何とか立ち上がって再びデッドエンドに斬りかかる。でも、刀じゃその装甲には全く刃が立たない。どうすれば・・・
(そうだ!千雨さんなら!!)
そう思って僕は別のデストロンと戦っている千雨さんの方を見る。でも・・・
「どうした、小娘!その程度か!!」
「くそっ!」
千雨さんの方も追い詰められれいた。
《千雨Side》
やっぱりこいつ相当戦いに慣れてるな。射撃も格闘も私よりずっと上を行ってる。
「人間なんて弱い存在の味方をするから負けるんだ。」
「うるせえ、まだ私は負けてねえよ。」
「言うな。だが、この状況を一体どうやってひっくり返す?」
確かに、もう一体デストロンが現れたせいで先生達は近衛を救出出来ずに居る。このままだと私達だけじゃ逆転するのは無理だろう。そう、“私達だけ”なら。
《刹那Side》
二体目のデストロンが出て来たせいで、私達はお嬢様を取り返せずにいた。奴の装甲には愛刀である夕凪でも全く刃が立たない。やはり、ここは“あの力”を使うしか・・・
私がそう考えた時だった。
「ぐおっ!?」
「何だ!?」
突然、デストロン達の背中に光線が着弾した。
「あれは・・・」
光線の飛来した方向を見ると、紺色と赤の戦闘機がこちらへ向かって来ていた。
「「トランスフォーム!!」」
そして、二機ともロボットへと変形した。うち一体、紺色の戦闘機から変形した黄色いロボットには見覚えがあった。大停電の夜、魚型のロボットから私達を助けてくれたロボットだ。
「大丈夫か、レイン!」
「ああ。助かったぜ、父さん。」
ロボット達は着地すると、長谷川さんの方に駆け寄って行った。
「あの、千雨さん。この方達は?」
すると、ネギ先生が長谷川さんに聞いた。
「私の父さんのメタルホークとその仲間のフェニックスさんです。」
「メタルホークです。人間の姿では長谷川小鷹と名乗っています。ネギ先生、いつも娘がお世話になっていますね。」
「いえ!こちらこそ!!」
「おいホーク。先生への挨拶はいいが、まだ戦いは終わって無いぞ。」
長谷川さんのお父上、ホークさんがネギ先生に挨拶していると、その仲間のフェニックスさんがデストロンに視線を向けながら言った。私も同じ方向を向くと、二体は背中から煙を出
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