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プリテンダー千雨
修学旅行編
第九話
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ンスを崩し、墜落しそうになる。だが、脚だけを変形させたいわゆるガ○ォーク形態になる事で何とか態勢を立て直して着陸した。そして、キャノピーを開いて三人を下ろしてロボットモードになる。

「こ、怖かった・・・」

「め、目が回る〜。」

「す、すみません!!!」

先生はまだ墜落の恐怖が残っていて、神楽坂は目を回し、桜咲はそんな二人と私に平謝りしていた。
だがその時、パンクして止まった車のドアが開いた。その音を聞いて先生達も車の方に視線を向ける。出て来た女は既に猿の着ぐるみを脱いでいたが、その下に着ていたのは何故か新幹線の車内販売の制服だった。そして、相変わらず近衛を腕に抱えている。

「このアホ!!」

すると、突然女は車を蹴飛ばした。

「なんちゅうめちゃくちゃな運転するんや!それならせめて乗ってからシートベルトするだけの暇くらいは欲しかったわ!!!」

さらに車に文句を言う女。その光景を見て先生達は理解出来ないと言った感じの表情をしている。その時。

「トランスフォーム!!!」

車がロボットへと変形した。

「俺の走りに文句があるのか!」

「大ありや!もうちょっと人が乗っとる事を考えて運転せえや!!」

そして、女相手に口喧嘩を始める。

「千雨さん、まさかあれが・・・」

「ああ、デストロンだ。」

その時、先生が聞いてきたので私は答えた。

「あれが、デストロン・・・」

すると、何故か桜咲が奴に並々ならぬ敵意を向け始めた。一体どうしたんだ?

「このかさんを返して下さい!!」

その時、先生が奴らに向かって叫んだ。って、何やってんだよ!言い争っている今が攻撃のチャンスなのに!!

「おっと、忘れる所やったな。これでも食らっとき!!!」

すると、女が一枚の護符を投げてきた。

「三枚符術!京都大文字焼き!!!」

それを元に術が発動し、奴らと私達の間の空間が火の海になる。

「この炎を突破するのは至難の技やありまへんで?」

なるほど、確かにこんなのに飛び込んだら火傷じゃ済まないだろうな。でも・・・

「それで止められんのは人間だけだ!!!」

鋼鉄の身体を持つ私にとってはこの程度の炎はどうって事は無い。不意打ちぎみに火の海を走り抜けて私は近衛を救出しようと腕を伸ばす。デストロンの方はひとまず無視だ。

「それくらい予想済みだ!!」

だが、同じトランスフォーマーである奴には私の行動が予測出来たようで銃で迎撃してきた。

「くそっ!」

私は思わず炎の中で足を止める。その時・・・

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル!吹け一陣の風!!風花・風塵乱舞!!!」

先生が魔法で炎を全部吹き飛ばした。

「大丈夫
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