1章 平穏な生活に終止符
第六話「課外活動A」
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二人を置いて在校生と紛れた。
メル
「流石に人が多すぎるわね。」
シャイン
「そうだな。」
メル
「ぇ!?」
シャイン
「ぇ、なんで!?」
なんと二人は同じ事を考えていたらしい。しかしメルはそんな僕を見て焦り始める。あれだな。うん。
シャイン
「なぁ、それよりさ…」
メル
「な、何よ。」
シャイン
「いや、何じゃなくてさ…」
ビンゴ…。この焦り方…僕に何かあるね。
シャイン
「なんでそんなに汗かいてるんだい?」
メル
「汗?どこが…。!?…何よ…かいてないじゃない…。」
いや、めっちゃ汗かいてますからね…。誰がどう見てもかいてますから…。
シャイン
「僕にいう事は?」
メル
「な、何よ?別にあるわけ…」
シャイン
「ほぅほぅ。ないと…。それじゃ今までの自分の罪、汚点を背負って行くわけだ。ほぉ〜。勇気あるねぇー。」
少々意地が悪いがこうでもしないと僕の立場というものが、尊厳がなくなってしまいそうな気がした。
メル
「ご、ごめんなさい?そんなつもりじゃ…。」
よしっ?網にかかった!!
シャイン
「あれあれ?なんで謝る必要があるのさ…僕に対して何もしていないんだったら…言う必要…ないよね?」
メル
「そ、それは…。(まずいわね。このままじゃ私の尊厳と立場が失われる。それだけは避けたいわ。)」
優位に立っていた僕だが…畳み掛けるように僕に追い打ちがかかった。いつものようにね…トホホ。
生徒B
「おいおい、なんだなんだ?」
生徒A
「あ、あいつは!!あいつ、あの子をいじめてるぞ?」
な、なんだと…。
メル
「…ぅ…ぅぅ…。(このチャンス!!待っていたわ!!)」
シャイン
「ぇ、あ、その…。(なんてこった。どんだけ不運なんですか!?これ、ギネス載ってもおかしくないよね!?)」
生徒B
「おい、あいつ泣かせてるぞ。皆、畳み掛けろっ!!」
ぅ…嘘…だよね?誰か嘘って言ってくれよ。なぁ…なぁ!!
シャイン
「うわぁあぁあぁあ!!」
生徒A
「やっちまえーっ!!」
メル
「ぅ…うぅ…。(ニヤリ。)」
最後の最後に僕はフルボッコにされた。
これは酷い…。天罰?なわけあるか…神様がそんな事するはずない。え?あるって?
マジかよ…。
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